ドリームの日記

社会の荒波に負けた。

芹沢央さん『悪いものが、来ませんように』読みました

本屋で時間潰さなきゃいけなくてウロウロしてるときに見つけたんですけど、タイトルがもうオシャレじゃないですか? 『悪いものが、来ませんように』。絶対来るじゃん、悪いもの。来ませんようにっつったらもう来るじゃん。なぜなら小説だから。

ということで、あんまりあらすじとか読まないで完璧タイトル買いをしました。

 

あのー、ネタバレとか普通にしますけど、どんでん返し、どんでん返しがあるって明記されてるんですよこの本。ちゃぶ台ひっくり返されますよ~~~って宣告されたうえで席についてるんですこっちは。知ってんだから、ひっくり返されるの。ちょっとやそっとのタイミングじゃビビんないですよねそりゃ。いつひっくり返されても良いように体勢整えてんだから。

 

こりゃすごいの来るぞ~~~~めっちゃ体勢整えてんのに、すげえ隙ついてひっくり返してくるぞ~~~と思ってたら、ただただ普通にひっくり返すから「え、まじで?」っつって普通に対応できちゃったわ。飛んでく湯のみ普通にキャッチできたわ。なんでだよ。どんでん返しって言ってたじゃん。どんでんって何だよ。いやみんな気付いてただろ!!!!! どれだ? どこが「どんでん」だったんだよ!

 

いやおもしろかったよ。「どんでん返しします」さえなけりゃすげえおもしろかった! で終わってたよ。わたしはまずあの構成が好きなんだよ。

主人公たちの事件が起きて、どうしていくのかってのを軸に、事件終わった後の周りの人たちの証言を挟むやつ。証言ではもう完璧に人を殺してるし捕まってもいるけど、どうしてそうなったの~~~!?!?!?!? 早く知りたい知りたい!!! ってなる構成大好きなのよ。

 

だから本当に、いやどんでん返しって何・・・・・・・・

あの、なっちゃんがお母さんってところはさ、あの~~~「ほお!!!」と思いましたよ。でもさ、あれタイミング的にも「どんでん返し」じゃないでしょ? スルーーーーっつって「私の娘」って言ってたじゃん。デパートの婦人服売り場で紗絵が待ってたところで、あーーーこれ親子かって気付いてさ、その数行後に「私の娘」っつって。別に普通のタイミングだったよ。びっくりしたけど、「どんでん」ではない。あとそんなに終盤じゃないし。たぶん別のところが「どんでん」だったんだよ。

 

ちょっと説明すると、話の軸になってる「奈津子(なっちゃん)」と「紗絵」は30歳くらいの同級生のめちゃくちゃ仲良しの友だち同士かと思ってたら、実は奈津子(母)と紗絵(娘)だったっていう叙述トリックのやつだったんですよね。

 

最後のほうで何かあったとすれば、実はなっちゃんが殺してなかったーーーー!!! みたいなのだけど、どんでんはあれだったんか? でもみんな何となくわかってたじゃん。わたしがちゃんと読めてないのか? まだどんでん返しを体験できてないのか? わかんねーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

 

でも本当に「どんでん返しありますよ」さえなければ普通におもしろかったんですよ。鞠絵すき。なっちゃんがまだ母親だとわかってないときに、鞠絵なっちゃんに対する証言でてきて、(えっ鞠絵なっちゃんのことそんな好きだったの? な、泣ける!!!)と思ったら親だったんかーーーーいのところがすげえ良かったです。ねーっ!

悪いものが、来ませんように (角川文庫)

悪いものが、来ませんように (角川文庫)

 

 

ただただ傍迷惑な真理 加門七海『真理 MARI』読みました

加門七海さんの『真理 MARI』読みました。加門さんのホラーは『祝い山』から入ったんですけど、もう最高&最高で、だってあのー、一個も解決しないんですよ、祝い山。リアル!!! なんで怖い目にあわなきゃいけないのかとか、どうやったら大丈夫になるのかとか、一切わからない。現実で怖い目にあったら実際こんな感じなんだろうなってのがすげえ良かったです!!!

 

で、そっから加門さん好きになって何冊か読んでるんですけど、『真理』はね、あのーーーー生霊の話で、あれです、女の生霊がね、旦那の不倫相手呪ってやるぜ的なね、話なんですけど。

主人公はその呪われちゃうやつなんですけど、まあ、不倫してないんですよ。生霊とばしてる女の勘違い。不倫相手だと間違って呪うんです。そんな迷惑な話ある?????? 殴れ。殴れもう。本体を殴れ。

 

もうね、ずーーーーーっと傍迷惑。全然誤解とけない。生霊だけじゃなくてね、ていうか生霊はたぶん意識せずとばしてたやつだと思うんですけど、あのー、普通にマンションに来て「死ね」って手紙ポストに入れたり、非通知でめっちゃ電話かけてきたり嫌がらせするんです、真理が。あ、勘違い女の名前がタイトルの真理なんですよね。

で、生霊のところは結構怖い描写とかあるんですけど、なんかもう真理にムカつき過ぎて全然怖くなかった。怒りは恐怖を凌駕しますよね。わたしは本当に恋愛関係の話が苦手なんだ。なぜなら絶対バカの登場人物がいてムカつくから。お前のことだ真理。

 

そんでとうとう主人公が真理に言うわけですよ。「全部あんたがやったって知ってるんだから!」「あんたの旦那、全然いい男じゃないし不倫なんてしねーよ!」って。いいぞ! そのとおりだ!

そしたら真理、泣いて逃げましたからね。「わたしだって知ってるんだから!」ダッ!!!(走り去る)

 

ダッ!!! じゃねえよ。

 

聞け、おい聞けバカ。ああああああああムカつく~~~~~~~~~

しかも!!!! しかも真理そのまま自殺するっていうね。はあ?

そんでまあ、なんかあのー、主人公の誤解は解けないまま、生霊じゃなくてガチの呪いになってくわけなんですけど、本当に迷惑にもほどがあるだろ。どんどん怖い描写が増えていくんですけどね、もう腹が立って腹が立ってわたしはそれどころではない。終わり方はね、まだ良かったですけどね。あれ、同じく加門七海さんの『203号室』(1人暮らしの家で起きる怖い話)の終わり方に近かったのかなーーー! と思いました。

 

真理はなんか満足げに終わってましたけどね、それすら勘違いだからね!!! バーーーーーカ!!! バーーー!!!! カ!!!!!!!!! 真理!!! おい!! お前だ!!! バーーーーーーーーカ!!!!!

 

人間が怖い系、おばけが怖い系とホラーにも種類があると思いますが、『真理 MARI』はどっちも楽しめる感じでよかったですよ。真理の所業に腹が立たない人におすすめです。腹立つ人も結局楽しめるのでおすすめです。

生霊とばすときは、ちゃんと確固たる自信を持ってからとばさないといけませんね。

 

真理 MARI (光文社文庫)

真理 MARI (光文社文庫)

 

 

久しぶりに“休日”をやった話

普段休日といば夕方に起きてゲームしてアニメみながらマック食って寝る みたいなのをずっとやってるしそれが最高だと思ってるんですけど、先日久しぶりにお手本の休日をやりました。

事の発端はお酒を飲んでいるときに高校時代の友人から「バスケしよーよー!」って連絡が来たことなんですけど。

酔っ払っていたわたしは即「いーよー!」って返したんですよ。「少し朝早いけど良い?」「いーよー!」って。気分良かったんで。

 

次の日起きてその連絡見返してみたら「朝9時10分に○○駅ね!」とか書いてあってゲロ吐くかと思いました。9時て。始業時間より早ええわ。しかもその駅、わたしが住んでるところから1時間もかかるでやんの! 仕事行くより早起きするじゃん。

あと「バスケやろー!」って普通に仲間内でワイワイやるやつかと思ったら、なんか大会とか書いてあって胃袋ひっくり返った。「バスケ辞めて10年以上経つのに大会なんて出れるかーーーーい」と喰い気味で連絡したら「大丈夫www」って言われたんだけどなんで笑ってるのか一個もわからなかった。何が大丈夫なの??????

 

なんか「超初級クラスの大会だから!」とか何のなぐさめにもならない励ましで騙されて死ぬ思いで早起きして行ったら、普通にユニフォームそろえてるチームに囲まれた。全然初級クラスじゃなかったしめっちゃ走ったしひざがガクン・・・! ってなった。あの~漫画でよくあるやつ。試合の終盤でフルで出場してる選手のひざがガクン・・・! ってなるやつ。まあわたしは試合開始1分ほどでガクンなったんですけどね。

 

でもバスケは好きだから楽しかったんですよ。次の日の筋肉痛のことを考えなければとても楽しかった。しかも朝9時10分に集合しただけあって、その大会終わっても13時とか。普段ならまだ寝てる時間ですよ。すごい! 時間ってこうやって使うんだな!!!

わたしが友人の結婚指輪落としたりとか、横断歩道で指輪見つけたりとかいろいろ大変なこともあったんですけど、無事に昼飯も食って、そんで、それからまだ午後が残ってるんですよ! 朝から活動していたから! この時点でわたしの5日分くらいの休日力(きゅうじつりょく)を使っているのに、まだ午後がある! すごい! 1日が56時間くらいになった気分だ!

 

 ってことで友人と風呂行きました。FURO

あのー、「お風呂の王様」っていうところで、だって王様って言われたらさ、すげーじゃん絶対行きたいじゃん。入り口付近で女の子が「おふろの おうさまが あるならさー、おふろの おきさきさまも あるのかなあ?」って言ってる声が聞こえたので わたしは「あるよーーーーーーー!!!!!!!」って言いたいくて振り返ったら親と一緒にいたのでやめました。通報されたら怖いからね。あと別にないと思うし。お風呂のお妃様。

 

風呂楽しかったですよ風呂。友人はコミュニケーションおばけの方なんですけど、風呂で体洗ってる間もずっと目を見て話してくんの。いや、正面の鏡見ながらでいいよ、お互いすっぽんぽんで体洗ってんだし。

1時間半くらい いろんな風呂入ってゆっくりして、なんかミストサウナとか入ってみたり、サウナから出てきて水風呂に入り、またサウナに戻っていく戦士たちを遠くからじっと眺めたり、すげーーーーーーーーー楽しかった。

風呂出てもさ、マッサージやってもらったりビール飲んだりしてさ、お手本の休日。これだけやって、20時とかに解散だよ。まじ? 普段なら集合する時間じゃん!!! 家帰ってからゴリゴリにゲームもできたよ。やること全部やった日だった。

 

次の日はもちろん筋肉痛で寝返りすらうてず、痛みで目を覚ましたわけなんですけど。あとこれ先々週の話で、先週末はその反動か土曜は麻雀、日曜は家から一歩も出ずにゲームしてました。クソ溜の週末だけどめっちゃ良かった。お手本の休日、とても楽しいけど数ヶ月に一回でいいかもな。陰の人間が頻繁に陽の光のもとに出ると塵となって消えてしまうので。

映画『七つの会議』どちゃくそおもしろーーーーーーーーーーー!!!!!

こんにちは! 池井戸潤さん原作の映画『七つの会議』はちゃめちゃにおもしろかったので絶対観てくださーーーーーーーーーーーーーーい!!!! 2月1日公開です!!! 以上です!

 

うっそー! 当たり前にうっそー! めっちゃ感想言いたい!

 

あれ、あのー舞台はゴリゴリの営業会社なんですけど、主人公はあのー、『シン・ゴジラ』でゴジラモーションキャプチャーも務めたことで有名な我らが野村萬斎様でして、まじでやる気ない、会議では常に寝てるっていう八角さんというお方を演じています。

そしてパワハラ万歳、鬼の部長・北川さんを演じているのが昆虫すごいぜ! のカマキリ先生こと香川照之さん。「北川は僕が今求められているキャラクターを一番パターン化したような役」と語っています。つまりそういうことです。最高か?

 

そんな鬼部長が最も信頼しているとされている営業部のエースが、片岡愛之助さん演じる坂戸さん。映画観てて「えっ!? 片岡愛之助氏、こんなにかっこよかったんですか~~~~!? 早く言ってくださいよ~~~~」と完璧キモオタと化した。見た目がただの「美」。くぅ~~~~~~~

 

そんなね、そんな美の坂戸さんが、ある日パワハラで左遷されちゃうんですよ。はあ~~~~~!?!?!? いや、坂戸さんはパワハラしてた。パワハラしてたけど、そもそも部長の北川さんがパワハラ祭りなのにそんなことある~~~~!? ええっ!? しかもパワハラで訴えたの、あの居眠りばかりする八角さん~~~!? 会社が営業エースの坂戸さんより、八角さんの訴えを受け入れた~!? 一体何がどうなってるの~~~~!? って話です。大まかに言えば。

そんで思った以上にヤベエことがあんなことやこんなことになってる話です。絶対観てくれ~~~~頼む~~~~~~~

 

 

そんでこっからはバッチリ ネタバレしながら! しながら! 感想を言いたいと思うんですけど、八角さんと北川さんの関係性、100点~~~~~~~~~!!! ハア、すき。

鬼部長の北川さんがなぜか八角さんの居眠りを見過ごしてる時点で「いやこの2人絶対何かあるやろ」となるけど、ふ、普通に同期として仲良くやってたんかーーーーーーーーーーい!!!!! からの北川、おいてめっ、うら、裏切りやがったな!!!!!! からの、共に過去を乗り越えていくぅぅぅぅぅぅぅぅ!!! あの、あの、あの握手!!!!!! 2人でドーナツ食べてるときのアングル、あの背中だけ映すやつ、あの~・・・最高でした。

 

そんでさ、そんでさ! オリラジの藤森さんね。あのー、映画の公式サイトの藤森さんがまじでかっこいいんですよ。超絶悪い顔してんの。もう観る前から「あー、性根の腐ってる役ですね」ってわかる顔。ドーナツ泥棒ぜって~~~~お前やんけ~~~~って観てる全員思ってたでしょ。だけどまさかまさか不倫の相手がおおおお前とはーーーーーーー!!!! 藤森さん結構いいなと思いました。今後もお芝居やってほしい。

nanakai-movie.jp  藤森さんの悪い顔見て

 

もうさ、もうさ、坂戸さん左遷され、藤森さん演じる新田さんも左遷され、そんで出てくる佐野さんね。絶対こいつも左遷されるよ・・・絶対そうだよ・・・と思って観てたらまーーーーーじで左遷されんの! こっわ 野村萬斎さんの「俺にも~見せてくれねぇか?」のあれ、何? この映画ホラーだったっけ?

 

ていうか野村萬斎さんの「いやそんな喋り方のやついねえだろ」ってのがまじで怖いんだよな。あと「ヒッヒッヒ」って笑うやつもいねえからな。普通に浮いてんだけど、その浮き具合があの~良いんですよね。良いとしか言えなくてもう語彙が死んでるけどさ、何? エモいの? これがエモいってこと?

 

あとさ~~~~八角さんがさ~~~「社長! 約束の日です! 今すぐにでもリコールの発表を!」のところのさ、あの嬉しそうな笑顔、切な過ぎない? 観てるわたしたちはもう気付いてるわけじゃないですか、この社長ぜって~~リコールしねえって。でもその社長を信じてあの笑顔ですよ。これか? これもエモいってことか? じゃあもう野村萬斎が丸々エモいよ。

 

御前会議も良かったですね~~~~~何あのスケール。みんなで野球できるじゃん。そんでさ、次々明らかになるんですよね知りたかったこと! お前か!? エッお前かい! え~~~~~お前か~~~~~~い!!!! ってもう脳内でリアクションが大忙し。そんで徳山! 徳山コラ! コラ!!!!! お前「わたしも真実のみが、知りたい」とか言ってたときはかっこよかったぞ!? やっぱしトップはすげ~~~な~~~格~~~~! って感じだったぞ!? それなのに・・・コラ!!!! もう本当に・・・本当にみんなす~~~~ぐ隠滅する・・・ な~にが「発表するとは、言ってない」じゃ! 八角さんが「発表はいつですか!?」のときにまたあの切ない笑顔してんだから。裏切られる用の笑顔出しちゃってんだよ、切ねえよ~~~あ~~~~~!!!! そんでお前は全部の難を逃れてんのかい! わ、ワル~~~~~~! でもそこがいいですね、七つの会議、そこが好きでした。リアル。全然ハッピーエンドじゃない。

 

全然関係ないですけど、御前会議で八角さんが「ぜひとも・・・!」って言うところ、野村萬斎さんのアイデアらしいですね。良き~~~~~~あのアップのぜひとも、かっこよすぎた~~~~~~~

 

王子こと及川光博さんも最高でしたね。こんな個性のかたまり、もはや怪獣たちの中で唯一の人間、原島万二さん。ねじ六と取引するようになってコストが上がったことを役員会で突っ込まれた後の 「え、僕が許可を出したの?」のところでは普通に「フフッ」って笑いました。浜本さんとのコンビ最高でした~~~~キャワーーーーーーー!!!! キャワでしたね、キャワ。

てか浜本さん役の朝倉あきさん、すげえ良かったですね。恥ずかしながら初めて知ったんですけど、このさ、この大物おばけキャストたちの中でさ、し、自然~~~~~~!!! 自然に浜本さんが存在するんだもん。すげーや!! すき!!

 

でさ、あのね、最後のね、八角さんの独白のところ、ってかその前よ。いやなんで役所広司よ。びっくりしたわ いや本当になんで役所広司? 友情出演? なに? すっごい重要な人出てきますよみたいなカメラワークするから誰かと思ったら役所広司。いや役所広司はすごいけどその役の人物は全然大事な役じゃないんだからそのカメラワークいらねえだろ。役所広司ありきのカメラの動きやんけ。

まあいいや。油断してたらすごいかっこいいおじさん出てきてびっくりしてからの、八角さんの独白ですよ。まあ良いとも悪いとも思わなかったんですけど、すごいあからさまにメッセージ突きつけてきたなと思いました。カット割かっこよかったですね。野村萬斎野村萬斎野村萬斎。からの野村萬斎野村萬斎野村萬斎。そして野村萬斎野村萬斎・・・ずっと野村萬斎ずっとかっこいい。

 

あーーーーー2月1日公開です。絶対観て。わたしも もう一回観に行きますので。そんで一緒に「原島さんと浜本さんキャワーーーーーーーー!!!」って言って酒飲もう。

 

七つの会議 (集英社文庫)

七つの会議 (集英社文庫)

 

 

陰のオタクが陽の人間と遊ぶ

少し前に友だちと2人で街コン行ったんですよ。なんかレンタルスペースみたいなところで「さっ、自由にお話してね!」みたいな雑な感じのやつ。完璧な人見知りを装備してるわたしは全くどうすればいいかわからずビール飲み続けるしかなかったんですけど、一緒にいた友だちがコミュニケーションおばけだったんで何とかなりました。危うくケータリングの前から絶対動かないマンになるところだった。

 

そんで男性の方とお話してたんですけどね、あの、大阪出身の方でもろ関西弁なんですけど、すっごい聞いたことある声というか喋り方というか、すげえ気になっちゃって「ともくんって呼んで」とかもうどうでもよくて、ていうかお前ともくんじゃないだろ、知ってんだよこの声と喋り方!!! お前誰だっけとすごいモヤモヤしてたんですよ。まあ岩尾だったんですけど。声と喋り方が完璧にフットボールアワー岩尾望。気付いたとき、よく「岩尾~~~~~!!!」って叫ばずにすんだなってくらいただの岩尾。

 

で、その岩尾さんと話してたときに、黒髪美人の女の子がツカツカツカーーーーっつって歩いてきて「あの! わたし一人で来たんで居場所なくて! ここに入れてください!」って言ってきたんですよ。ハキハキ喋る系美人。もちろん一緒にお喋りしましょうとなって話すんですけどね、この黒髪美人もコミュニケーションおばけなんですよ。わたしの友だちと黒髪美人、2人のコミュニケーションおばけに挟まれてオセロならわたしもコミュ力アップでしたね。っつーかコミュ力ってなんだよ。つまり何なんだよ、ええ? 一時期コミュ力コミュ力聞きすぎて逆に安っぽい言葉になったよな。コミュニケーション能力。

 

そんでその日は何も出会いとかなく、なんか格闘家になるって人とピーター・アーツめっちゃ強いよねって話した覚えしかないくらいで帰ったんですけど。黒髪美人とは「今度遊ぼうね」って言って帰りました。

普通にゴリゴリ社交辞令のつもりだったんですけど、翌日 黒髪美人から「いつ行ける!? わたしが空いてるのはこの日!」って連絡来ておったまげた。有言実行系美人。てか、わたしの連絡先どうした? 教えてねえぞ。と思ったら友人のコミュニケーションおばけが交換してました。人ってどういうタイミングで連絡先交換すんの? すっげーな。

 

しかもその提案された日程が12月24日か25日。お前いいんか? クリスマスに街コンで会った女と遊ぶのとか、抵抗ない人? わたしはさすがにどんな心境で遊んだらいいのかわからなかったから断った。ごめん。で、次に提案されたのが1月3日というもろ三が日でめちゃくちゃに笑った。クリスマスとか正月の概念ないんか? もうおもしろいからそれでいいやと思って、3日に遊んできました。

 

ねずみ講とか宗教の勧誘かな~~~とは思ったんですよね。いざ行ったら5人くらいに囲まれんのかなとか。それはそれでおもしろいからいいかと思ったんですけど、行ってみたらただのいい人でビックリした。なんでわたしと遊ぼうと思ったんだろう。

たぶんあっちもビックリしたと思うんですよね。街コンで会ったときはそれとなく愉快な女だったのに、こいつ2人で会ったらめっちゃどもるじゃん! ってなったと思う。会ったときは横にコミュニケーションおばけがいましたからね。つられて自分も「陽」の人間の気がしてたんだけど、家に帰ったら即ゲームつけるただのオタクでした。

 

先日ゲームを通じて仲良くなりよく飲みに行くようになった子たちと遊んでたんだけど、「ネットで会った人、オタクと言えどみんな普通に人とお話して変なところとかないけど、ゆめちゃんはたまにガチだなと思うよ」って言われたので「好きなジャンルの話になると早口になるもんね」と答えたら手を叩いて笑っていた。「こないだうちに泊まったときに言ってたディズニーの話、しばらく彼氏と あのときのゆめちゃんがガチで良かったね~! と話題だったよ」だって。カップルの話題になれて嬉しい。最近フィギュアとか撮って遊ぶためにカメラを買った。わたしは典型的な陰のオタク。

彼女たちはオタクなので手を叩いて笑ってくれるんですよ。でも街コンで会った黒髪美人はどうだったんでしょうね。一瞬ホラーの話になったとき、早口になった自覚はあるので。なんか恐怖とか感じてないといいんですけど。

 

それにしてもすごい陽の人間だったな。働きながら全然違う仕事を趣味でやってるし飲食店でバイトもしてるし、なんかバスケのサークルみたいなのにも入ってた。あの人だけ1日56時間かよ。3時間でいいからわけてくれよ。「なんでそんないろいろやるの?」って聞いたら「誘ってくれるところは行きたいから!」って長澤まさみ に似てる顔で笑ってた。そんな笑顔だしたことねえ。休みの日は家にいるのもったいないから早起きして出かけるらしい。「予定がなかったらカフェで本を読んだりするよ」って言ってたので「あ、それはわかる~」と相槌うったけど本当は一個もわからなかった。外に出ることもよくわからないし、そもそも「カフェに本を読みに行く」って立派な予定じゃない? もしかして陽の人間の予定って「誰かと会う」場合のみなの? わたしもいつか陽の人間になって心から「わかる~」って言いたい。

 

また遊ぼうねー! って言って別れたんですけど、その日のうちに友人のコミュニケーションおばけから「○○ちゃんと今日遊んだんだっけ? なんか27日に飲み行こうって連絡きたんだけど今日その話したの?」ってLINEが来た。

 

そんな話は、していない。

 

なぜサンタを捕まえようとするのか

子どもの頃、たぶんまだサンタを信じてた頃の話なんですけど、サンタ捕まえようとしてたんですよ。

みなさんも捕まえようとしたことないですか? みんなが一度は通る道だと思ってます。サンタ捕獲作戦。

 

何でなんでしょうね。別に捕まえてどうこうしたいとかはなかったと思うんですよ。「へっへっへ そのおもちゃ全部よこしな」とかがやりたかった訳じゃないですし。たぶん、単純にサンタを見てみたかっただけのはずなんですよ。でもなぜか「絶対寝ないでサンタ見る!」じゃなくて「絶対寝ないでサンタ捕まえる!」になった。なぜ? みんなもそうでしょ? なんで子ども、自然と捕獲しようとする? 好奇心旺盛だから?

 

弟もそんな感じで自然と「サンタ捕まえる!」って言ってましたね。当時わたしたちは寝室にダブルベットを2つくっつけて、弟・母・わたし・父の並びで寝てたんですよ。かわいいかよ。

わたしと弟がもちろん先に寝るわけですが、わたしたちは絶対寝ないように、適当な数字を言ってひたすら割り算したり、え? えっ、わたし割り算できる年齢までサンタさん信じてたんか。じゅ、純(じゅん)~~~~~~~~~!!!

まあひたすら割り算しても普通に寝ちゃうんですけどね。でも、そんなときのために、わたしと弟はトラップも仕掛けてたんです。窓に。

紐にカンカンくっつけて、窓からサンタさんが侵入してきたら「カランカランカラン!!!」って鳴るやつ。もうこれで完璧だと。割り算しながら寝ちゃってもこの音が鳴ればすぐ起きてサンタ捕まえたるぞと。弟と2人で勝利を確信したものです。

カランカラン鳴るトラップは、たぶん親がつくってくれたんだと思います。どんな気持ちでつくってくれたんだろうな、親。爆笑したかっただろうな。

 

残念ながらサンタは捕まえられませんでした。そもそもプレゼントは枕元じゃなくてリビングのツリーの下に置いてあったのでトラップがまったく意味を成してなかったしな。きっと今の時代もサンタを捕獲しようとしてる子どもがいることでしょう。トラップは別の部屋にも仕掛けておいたほうが良いってアドバイスしたいな。

 

 

2018年わたしが読んだ本大賞

こんにちは。今年もたくさんおもしろい本が読めてハッピーな1年でした。そんなわけで 今年読んだものの中でわたしがおもしろいと思ったやつTOP10を発表します。2018年わたしが読んだ本大賞イエーーーーーーーーー!!!!!

 

今年はね、93冊でした。今12月19日なんですけど、これ以降に読んだものは大変恐縮ですが選考外ということで。実況はわたし、解説もわたしでお送りします。

傾向としてはですね、昨年に引き続きミステリおよびホラーブームでありました。ただホラー読みすぎてメンタルにきたのでリハビリのためにバカみたいに爽快な本を読んだり、ライトノベルにハマったりするなど幅広いジャンルを読んだと思います。そんなわけでさっそく10位から発表でーーーす!

 

10位 井上真偽 『探偵が早すぎる』

探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)

探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)

 

痛快推理小説。今年の夏にドラマ化もされていましたね。

莫大な遺産を相続する主人公がいろんな人から命を狙われる話です。それを阻止するために探偵を雇うのですが、タイトルの通り探偵が早すぎる。何が早いって、犯人が主人公を殺そうとしたときにはもうトリックを見破ってる。まだやってないのに。そんなことできるかーーーーーい! って思うけどちゃんとできてるし理屈も通っていてまじでエンターテインメント。気分爽快です。 最後のな! あの設定がな! 個人的には「中二~~~~~~!!!」って感じだったので10位。でもおもしれえんだよ~~~読んで!

 

9位 辻村深月 『島はぼくらと』

島はぼくらと (講談社文庫)

島はぼくらと (講談社文庫)

 

 辻村深月さんの青春小説 is 最高。ほかに説明はいらねえ。今年は辻村深月さんのサイン会も行けたのでハッピー丸~~~~~!!!

 

8位 三津田信三 『水魑の如き沈むもの』

水魑の如き沈むもの (講談社文庫)

水魑の如き沈むもの (講談社文庫)

 

 アイアイアイアイヤーーーーーー! 見ての通りホラーです!

刀城言耶先生が怪異なのか殺人事件なのか・・・という事件を解決していく刀城言耶シリーズの5作目。ホラーとミステリってこんなちゃんと両立できるのねっていう感動と、そんなの関係なくただ怖いっていうおもしろさ!!! 好き!!!! 三津田信三さんは、真っ暗闇の中「何か」が追いかけてくるっていう描写が本当に怖くてすごい。「怖くてすごい」ってまじ頭悪い言葉だけどもう怖くてすごいんです。これまでのシリーズだと「○○はいるのか?」みたいに神様とかそっち系なのか人の仕業なのかいろいろ悩ませてくるんですけど、今回はもうね、水魑様ね、いる。水魑様はゴリゴリにいる感じで進んでいくのでそれもおもしろい。

シリーズ1作目は『厭魅の如き憑くもの』。ぜひ読んでみてください。

 

7位 樋口明雄 『ミッドナイト・ラン!』

ミッドナイト・ラン! (講談社文庫)

ミッドナイト・ラン! (講談社文庫)

 

 勢いがすごい。とんでもねえジェットコースター小説です。ネットで集まった自殺志願者たちが森に入り、車の中で「さあ練炭いきますよ!」みたいになったところに、なんかヤクザに追われてる少女が助けを求めてくる。思わず助けて逃げるんだけど、次の日なぜかその自殺志願者たちが少女を誘拐したって報道される。はあ~~~~? 汚名晴らしてから死ぬべ! ってなる話!!!

自殺志願者たちそれぞれのキャラも良いし、表紙の通り車は空を飛ぶ。「そんな訳ねえだろ」なんて細かいことは無視して楽しんでほしい。

 

6位 三津田信三 『八獄の界 死相学探偵6』

八獄の界 死相学探偵6 (角川ホラー文庫)
 

 ひとつ挟んで、また三津田信三さんのホラーです。これは割りとライトホラーで、あの、あれ。みんな大好きなホラーとイケメン探偵の合わせ技です。主人公は近々死ぬって人がわかる。「死相」が見えるから死相学探偵です。依頼があれば死相が出てるか見て、出てたらその死相の様子から死因を予想して、死ぬことを防ぐ探偵。ヘェーーーー。八獄の界は死相学探偵シリーズの6作目。ちょっとコミカルなところもありつつ、怖いところはさすが三津田様怖くしてくれます。とりあえず「おばあちゃん最強」と「ネコも最強」というこれだけで絶対おもしろいじゃんっていう要素そろえてるので読んでくれ。

シリーズ1作目は『十三の呪』。個人的には2作目の『四隅の魔』が特に好き。

 

5位 伊坂幸太郎 『フーガはユーガ』

フーガはユーガ

フーガはユーガ

 

ああああああああぁぁぁぁっぁぁぁ!!!! 伊坂幸太郎1年ぶりの新刊!!!!!! アアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!! 感謝。誠に感謝。

あのね、これまで割りとコンスタントに新刊出してた印象だったの、伊坂幸太郎さん。実際どうなのかは調べてないから知らんけど。でも1年ぶりってのは珍しいと思うんです。「1年ぶり!」ってめっちゃ宣伝されてたし。ただ、その1年あけてるのが怖くて。なんか伊坂幸太郎また別の作風にチャレンジするのかなと思って。『あるキング』みたいな感じになるのかなと。 おそるおそる読んでみたわけですよ。

違った!!!!!! おかえりわたしたちの伊坂幸太郎!!!!!! うおおおおおおおおおおお!!!! これのコピーがね、「僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い」なんです。かぁーーーーーーーっ!!! コピーつけた人、直接お礼を言わせてほしい。最高かよ~~~~~~~。

あのね、双子がね、ある条件を満たしたときにね、お互いの体が入れ替わる話なんです。『君の名は。』は精神が入れ替わったでしょ。体はもとの場所にあるまま。それの、体ごと瞬間的に入れ替わる話です。で、いろいろ起こるんです。いいことも悪いことも。そんで伊坂幸太郎さんなので、無駄な登場人物も無駄な会話も一個もないんです。全部伏線。アアアアアアーーーーーーーーーすき!!!!!!!!! 生まれてきてくれてありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

結末は思うところもあるけれども! でもなーーーしゃーねえのかなーーーーと思ってます。

 

4位 三津田信三 『忌物堂鬼談』

忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)

忌物堂鬼談 (講談社ノベルス)

 

またひとつ挟んで三津田信三さんのホラーです。もうさ、忌物堂鬼談て。おいおい。「忌む物がある堂の鬼の談」て。不吉な言葉集めたらこんなタイトルになりました! みたいなの本当に好き。 

これはね、もうホラーの王道のあれをやってくれます。「お祓いのために、一人で堂にこもって、誰が開けてって言っても絶対開けちゃいけないやつ」ああああああ最&高~~~~~!!! 王道はさ、それだけおもしろいから王道になれるんですよ。しかもその王道を、「ああこのパターンよくあるよね」じゃなくて、「まじで何回見てもこのパターン怖すぎてチビる」というように書いてくれるんです三津田様は!!!!!! あと怖いところだけじゃなくて「信心のあまりなさそうな僧侶」っていう、なんかオタクが大好きな要素を備えてる人も出てきます。あれです、「普段適当なおやじが強キャラ」のパターンです。おやじではないけどそのパターンです。もう「好き」を詰め込まれてるこれには。続編出てもおかしくない感じに終わってるので、ぜひ出してほしい。頼む!!!

 

3位 乾くるみ 『リピート』

リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)

 

みんな大好きタイムリープです。主人公のもとに、いきなり「未来から来た」という男から電話が来る。そんで地震の予言をされるんですよ、震源地とか震度とか時間とか。それが正確すぎて「マジもんやんけ」となって話を聞きに行ってみると、同じような人たちがいるんですね。そんでみんなで説明を聞き、なんやかんや未来人の男と一緒に過去に戻ることにするんです。そして戻った過去で起きる殺人事件。「過去が変わった・・・!?」「ということは、過去に戻ってきた奴の中に犯人がいるんじゃねえの」みたいなね!!!!! SF + ミステリ!!!!!!!!!

 はあーーーーーーーー好き。天童さん!!! わたし天童さんが推しメンです。かっこよすぎるから読んでくれ。前にドラマ化してたみたいでキャスト見に行ったら天童さんがガレッジセールのゴリで心の中で厚切りジェイソンが叫びだした。なんで? ゴリ? なんで? 天童さんがゴリ? え?

 

2位 丸山くがね 『オーバーロード 謀略の統治者』

オーバーロード10 謀略の統治者

オーバーロード10 謀略の統治者

 

 アインズ様ァァァァァァァァ!!!!!

ライトノベルですね。今年はね、もうね、オーバーロードです。今のところ13巻まで出てるんですけどね、特に好きなのがこの10巻の『謀略の統治者』です。ハァ、すき。

主人公がね、ゲームの世界に入っちゃうんです。ゲームの世界に入ってしまったうえで、さらに異世界に飛ばされるんです。そんなことある?

そんで主人公はゲームの世界でもそこそこ強くはあったのですが、さらに飛ばされた異世界においてはもうね、最&強なんですよ。SAIKYO

13巻までやってて主人公ピンチになったの1回。はあ? 1回て。そんな常に最強なのに13巻まで全部おもしろい。とんでもねえな!!!

アニメも3期までやっててアマゾンプライムで見れるので絶対に見てくれ。頼む!!! 見てくれ!!! そんで本も読んでくれ!!! いつでも貸す!!!!!! 頼む!!!!!

 

1位 西澤保彦 『七回死んだ男』 

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

 

 みんな大好きタイムリープです。あああああすき~~~~~~~~~!!!

あのね、リピートもSF + ミステリではあったんですけどね、こちらはよりミステリ感が強いというか、そんな感じなんですけどね。タイムリープできるのは主人公の男の子だけで、しかもそれがある日突然きちゃう、みたいな体質です。

一度タイムリープが起こると、その1日を7回繰り返します。最終的な“本物の1日”になるのは、最後の7回目の日。いつでも自由にタイムリープできるわけじゃなくて、いきなり来る。朝起きて、「あれ、これ昨日と同じじゃね?」ってなる。そんな体質を持った中、親族で集まった日におじいちゃんが死んでしまいまして。そしてその日に、たまたまタイムリープが起こるという! おじいちゃんが誰に殺されたのか猶予の6日間で探し、それを阻止しようというお話!!

そんなんさ! 殺人事件にタイムリープってもう「勝ち」じゃん。勝ちじゃんって思うじゃないですか。それがぜんっぜんわかんないの。どうやっても死ぬおじいちゃん。おいこらジジイ! なんでや! なんでこんなに防いでるのに死ぬん!?

最後に全部わかったときの気持ちよさ。これを読んでる人の横でずっと見守ってたい。真相がわかった瞬間のリアクションを見たい。読むときは絶対にわたしを呼んでな!!!!!!

 

 

というわけで、2018年わたしが読んだ本大賞は、西澤保彦さんの七回死んだ男でーーーーーーーす!!!

これ読んだの3月なんですけどね。3月1日に読み終わって、もう絶対ベストオブザイヤーじゃんって思いました。3月にしてもう出ちゃった。今年最高が。

 

西澤保彦さん、まだ全部読んだわけじゃないけど、めちゃくちゃ読みやすいのでぜひ読んでみてください。ほかだと『人格転移の殺人』とかも最高のSFミステリでした。タイムリープとか人格転移とか、条件を使うの上手すぎか~~~~~! ひゅう!