ドリームの日記

社会の荒波に負けた。

ファミマに新しくバイトで入った滑舌悪男を応援することに決めた

自炊というものを全然しないので、普段の昼飯は会社近くのファミマで麻婆丼→親子丼→麻婆丼→親子丼→麻婆丼→親子丼のエンドレスやってて、そこのパートのおばちゃんとか普通に「あれ、痩せました?」とか「眼鏡よりコンタクトのほうがいいですよ!」とか言ってくるレベルで通ってるんですけど、そのファミマに最近新しいバイトの人が入ったんですよね。たぶん大学生くらいの男の子。

 

もうすっっっごい声がこもってる&滑舌が悪いんです。「Tポイントカード」も油断してたら「Tポポントカード」になりますから。人の声ってどうやったら通常であんなにこもるんだろうと思うんだけど、でも彼は頑張ってる。

たぶん、Tポイントカード持ってるかどうかは必ず聞くようにしてって言われたのかな? と思うんだけど、レジに行くと最初に「Tポポントカードはお持ちですか?」って聞かれるの。その前に会計出してくれと思うんですけどね。でも彼のレジだと「あ、Tポイントつけわすれたわ」ってことは起こりません。カード出さなかったら、金渡す前にもう一度「Tポポントカードはお持ちですか」って聞かれるからね。抜かりのないダブルチェックです。

 

そんでもってお弁当なんですけどね、わたしはいっつもコンビニで温めてもらっているんです。それをね、皆さんお会計出して、こっちがお金準備してる間にチンをスタートしてくれるんですよ。当たり前だと思ってたというか何も気にしてなかったんですけど、この時間短縮してくれる人、本当に素晴らしいんですよね!!!!!! 滑舌悪男、会計全部終了するまでチンしてくれませんから。そこで気付きました。「あ、いつもの人たち、素晴らしかったんだなぁ」って。何気ない幸せに気付かせてくれて感謝。圧倒的成長! 日々学習!

 たかだか1分くらいの違いなのに、お金出すまでじっと待っていられると「いやチンせえや」って思っちゃうんだよね。もう少し心の広い人間に育ちたかった。それにコンビニだからね。この値段でそこまでのサービスを求めてはいけない。いつも時間短縮してチンしてくれる人たちがコンビニにいるべき店員ではないだけ! なんかホテルとかにいるべき人たちがなぜかコンビニにいるだけ!

 

そうやっていつも心を静めていたんですけどね、先日そのファミマに行った際、滑舌悪男が宅急便か何かの対応してて、めちゃくちゃ手間取ってまして。手間取っているっていうか、もうキョロキョロしかできてなくて。たぶん何もやり方がわかんないっぽいんですよね。で、客が「これじゃ送れないってことですか?」とか聞いてるのに対して「・・・そうですね」とか言ってんの。お前絶対適当に答えただろ。ただの相槌みたいに言っちゃダメなやつだぞそれ。

ハラハラしながら見てたんだけど、カウンター内に普通にもう1人店員いるの。そいつが対応したれよと。助けたれよと。でもそのおっさんまったく見向きもせずにわたしに「次の方どうぞ~」って言うの。ええ~~~わたしは助かるけどいいの~~~~? って思ってたらそのおっさん、滑舌悪男のことすげえ睨み、わたしと目が合うとまるでホテルマンのような笑みを浮かべて対応始めた。はあ~~~~~~~~!? その笑み、睨みを目撃されてる時点でまったく意味ないからな!!!!

てかお前名札にオーナーって書いてあるじゃねえか!!!!!! オーナーってお前・・・この滑舌悪男を面接したのお前じゃねえか!!!!!!!!!!!! お前が滑舌悪くてスラスラ話せずおどおどしてる男を面接したうえで選んでんじゃん!!! 何を睨んでるんだ! 貴様が! 入社させた奴だぞ!!!! と激高しながら(お金用意してる間にチンしてもらえて良かった~~~~)と思った。滑舌悪男が宅急便を無事処理できたのかどうかはわからない。

 

というわけで滑舌悪男がいつか偽ホテルマンオーナーを倒し、魔王も倒し、世界平和を実現させるまでわたしは彼を応援したいなと思いました。いつかお金用意してる間にチンしてくれるようになったら家で踊りながら赤飯炊いてやるんだ。