ドリームの日記

社会の荒波に負けた。

なぜサンタを捕まえようとするのか

子どもの頃、たぶんまだサンタを信じてた頃の話なんですけど、サンタ捕まえようとしてたんですよ。

みなさんも捕まえようとしたことないですか? みんなが一度は通る道だと思ってます。サンタ捕獲作戦。

 

何でなんでしょうね。別に捕まえてどうこうしたいとかはなかったと思うんですよ。「へっへっへ そのおもちゃ全部よこしな」とかがやりたかった訳じゃないですし。たぶん、単純にサンタを見てみたかっただけのはずなんですよ。でもなぜか「絶対寝ないでサンタ見る!」じゃなくて「絶対寝ないでサンタ捕まえる!」になった。なぜ? みんなもそうでしょ? なんで子ども、自然と捕獲しようとする? 好奇心旺盛だから?

 

弟もそんな感じで自然と「サンタ捕まえる!」って言ってましたね。当時わたしたちは寝室にダブルベットを2つくっつけて、弟・母・わたし・父の並びで寝てたんですよ。かわいいかよ。

わたしと弟がもちろん先に寝るわけですが、わたしたちは絶対寝ないように、適当な数字を言ってひたすら割り算したり、え? えっ、わたし割り算できる年齢までサンタさん信じてたんか。じゅ、純(じゅん)~~~~~~~~~!!!

まあひたすら割り算しても普通に寝ちゃうんですけどね。でも、そんなときのために、わたしと弟はトラップも仕掛けてたんです。窓に。

紐にカンカンくっつけて、窓からサンタさんが侵入してきたら「カランカランカラン!!!」って鳴るやつ。もうこれで完璧だと。割り算しながら寝ちゃってもこの音が鳴ればすぐ起きてサンタ捕まえたるぞと。弟と2人で勝利を確信したものです。

カランカラン鳴るトラップは、たぶん親がつくってくれたんだと思います。どんな気持ちでつくってくれたんだろうな、親。爆笑したかっただろうな。

 

残念ながらサンタは捕まえられませんでした。そもそもプレゼントは枕元じゃなくてリビングのツリーの下に置いてあったのでトラップがまったく意味を成してなかったしな。きっと今の時代もサンタを捕獲しようとしてる子どもがいることでしょう。トラップは別の部屋にも仕掛けておいたほうが良いってアドバイスしたいな。