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ドリームの日記

社会の荒波に負けた。

屍鬼(一)を読んだ

小野不由美さんの屍鬼(一)を読みました。

もともとはアニメ版を全部見ていたので、

ええ~原作小野不由美さんだったの!?!?!?ってなった。

小野不由美さんは映画化された「残穢」の原作者。

ホラーとか推理小説とか書いてる。わたしは小野さんのホラーが好き。

 

アニメ版はみんな顎がとがっているビジュアル系だし髪の毛の色も

普通に青とか緑とかいるし主人公は紫なんだよ。おかしいだろ。

 

話としては、隔絶された村に引っ越してきた風変わりな一家が

実は吸血鬼で(この話の中では屍鬼と名付けられた)

村の人たちがどんどん餌食になるんだけど、アニメ版では

なぜか最終的にバトルロワイアル化して屍鬼と肉弾戦の末勝つんだよね。

 

3話くらいまでは、みんな顎とがってて目がキラキラしてるけど

話はやっぱりこわ~~~い!と思って見てたのに、

10話くらいになると、なんかもうわからなくなってた。

だから小野不由美さん原作って聞いてびっくりしました。

原作とはいろいろ変えたお話なのかもね。

 

話の中に出てくる村は、卒塔婆とか棺を主につくっていて

いまだに土葬をしている。それが当たり前の感覚で

荼毘にするのは可哀想とすら思うらしい。

 

視点はころころ変わって、多いのは村唯一の病院の医師である

尾崎先生と、お寺の副住職の静信さん。

あとは都会から引っ越してきて村が大嫌いな高校生の

夏野くん。(アニメ版では夏野くんが主人公)

 

読んでたら、いきなり視点が他の人に変わってたりするけど

全然混乱しないで読めるので小野不由美さんはすごい。

 

一巻では引っ越してきた人たちが吸血鬼ってことはまだ判明しなくて

「貧血にしか思えないのに何か人がめっちゃ死ぬんだけど・・・?」

「家族全員順番に死んだりしてるし、もしや伝染病じゃね???」

ってところで終わってる。

 

アニメ版だとさらっと流してたけど、小説だと医者の尾崎先生が

「娘の様子がおかしいから診てくれ」って言われて診察し、

「ただの貧血だから心配ないよ」って言って家族も安心してたのに

3日後にその子が死んじゃったところとか普通にズシンときた。

しかも死んだの高校生の女の子だし。恵ちゃん。

(恵ちゃんはアニメ版だと後々すごい怖いシーンを生み出してくれる)

 

一番最高!と思ったところは、実の兄と息子が死んでしまったおばあちゃんが

お通夜ですっかり意気消沈してしまっているのを見て、静信さんが

「泣き止まなくては、早く。――泣く子のところに鬼が来るぞ」

って思ったところ。思うだけじゃなくて言ってやれよ。

案の定このおばあちゃんもすぐに死んでしまいました。

 

ちなみにこの静信さんは、大学生の頃に 何も辛いことはなかったし

死にたいとも思ってなかったけど、ふと自殺がしてみたくなって

お風呂で手首切って病院に運ばれたという中々ぶっ飛んだ人です。

寺の跡取りが自殺未遂したって噂はすぐに村に広まった。

 

あと、静信さんは件の引っ越してきた一家の娘、沙子ちゃん13歳と

仲良くなります。伝染病を疑って奔走する尾崎先生と静信さんですが

静信さんが元凶と仲良しこよししてるっていうね。

 

二巻でどうなるのか楽しみです。

死んでしまった高校生の女の子、恵ちゃんの見せ場があるといいな。

 

 おわり。