ドリームの日記

社会の荒波に負けた。

滑舌悪男の成長

ファミマに新しくバイトで入っためちゃくちゃ滑舌の悪い大学生(推定)の話です。

umeyum.hatenablog.com

 

先日、とうとうお金を出している間に麻婆丼をチンしてくれて(おいおいおいおい~~~~!!! 今日は赤飯だぜーーーーーーーー!!!)とウキウキで職場で弁当食べようとしたら、チンするときに取った外付けの山椒をそのまま付け忘れたらしく入ってなかった。

滑舌悪男は他人なのでまったく性格とか知らないんだけど(そういうところ!!!!!!! お前そういうところあるからな!!!!!!)って思った。

 

あと後日また行ったら、順調にお弁当チンしてくれようとしてたのに、わたしがTポイントカード出したの見て弁当置いてTポイントカードとお会計を先に処理し始めた。そのTポイントカードに対する気持ちはなんなの? ニンテンドースイッチスマブラで能力の一つにアイテム引き寄せがあるんだけど(アイテムがゆっくりと自分に近付いてくる)その能力見たとき、思わずこのときの滑舌悪男を思い出しました。

それ以来、電子レンジのほうに歩き出してからTポイントカードを出すようにしています。

 

そんな滑舌悪男の、できるようになったことと、未だにできないことを紹介します。

 

できるようになったこと

・お箸とスプーンの使い分け

麻婆丼を買ったとき毎回お箸をつけるので、その度に「スプーンにしてください」と言っていたのですが、先日とうとう黙っててもスプーン入れてくれました。感激!!! さらに親子丼を買ったときに数秒考えた後、「お箸でいいですか?」と聞いてくれました。素晴らしい! どっちかわかんなかったら聞いてな! スプーンにしてくれ!

 

・チン待ってる間に次の客の対応

コンビニ弁当のチンって1~2分かかるんですけど、その間ずっと電子レンジの前で凝視して待ってたんですよね、彼。お昼時なんで結構レジ並んでるんですけど。それが最近「お待ちの方どうぞ~」って言ってチン待ちの間に次の接客始めたんでその日は嬉しくてチョコ買って帰りました。

 

まだできないこと

・商品渡すときに何て言ったらいいかわかってない

普段そんな何て言われてるかなんて気にしたことなかったんだけど、たぶん「お待たせしました」とか? 滑舌悪男は袋渡すとき、少し迷った後に「どうぞ!!!」って言う。どうぞて。何も悪くないんだけどさ、勢いがすげえよどうぞの。最近は迷う様子もなく「どうぞ!!!」って言うので、もうこれは「できないこと」とかじゃなくて、どうぞが正解なのかもしれない。

 

・語尾を諦めてる

TポイントカードをTポポントカードと言ってしまうくらい滑舌の悪い彼なので、それ以外の言葉も結構あやふやです。ただ最近気が付いたんですけど、彼はそもそも語尾まで発音すること諦めてます。「お待たせいたしました」って言うときも「お待たせいたしま」までしか言ってない。「○○円お預かりします」って言うときも「お預かりしま」までしか言ってない。あと一文字!!!!!! 言えるだろ! 諦めんな!!! しかも、声がめちゃくちゃこもってるから、諦めてることが巧妙に隠されててなかなか気付きませんでした。あとお前レシート渡すとき焦りすぎていっつも裏返ってるからな! いいんだけどさ! 何も困らないんだけど! 焦るな! ゆっくりでいいよ! あとちゃんと「○○円のお返しです」の「です」まで言え! 語尾を諦めんな!

 

 

映画『来る』観ました。エンターテインメント~~~~~~!!

『ぼぎわんが、来る』の実写、『来る』を観ました! 我らが岡田准一さん主演です。予告がね、もうTETSUYA NAKASHIMA~~~!!!!! ですよ。わたしの中では中島哲也さんは信の頼。『下妻物語』『告白』は言わずもがな、『パコと魔法の絵本』まじで現代の言葉の発達では表せないほど良かったですーーーーーーーー!!!!!! 頼む世のJKたち この映画の素晴らしさを語れる新しい言葉をつくってくれ~~~~~!!!! 「エモい」じゃ足らねえんだ・・・! あのDVD借りパクしてる大学の友人今度殴りに行きます。

 

ていうか、琴子さんに松たか子ってめちゃ良いキャスティングだな~~~と思ったらあの伝説の『告白』実写の主演じゃないですか。最後のあの「フッ」って笑うところ最高でしたよ~~~~個人的には小説の終わりより好きです。あざっすあざっす!

 

そんで『来る』の話なんですけどね、最初キャストが発表されたときに「えええ主演が岡田准一様~~~!?」と思ったんですよ。主人公、田原秀樹かと思ってたんで。だから「えええ岡田准一様があのクソ男・田原秀樹を~~~!?」って、あ、ネタバレしますけど、「あのクソ男を~~~~!?」と思ったんですよ。そしたら、野崎さんがね! 主演というね! 映画版の野崎さんも冷静に見たらまあまあクズなんですけどね。青木崇高さんのセリフに「信頼できるクズ」ってあって、すごい的を得ている! と思った。信頼できるクズ。強い。言葉の力が強い。信頼できるクズ。

 

田原秀樹を演じているのは妻夫木聡さんでしたね。これまでにね、なんでしたっけあの大学生がみんな憧れるドラマ。あ、オレンジデイズ! あれを見た女はみんな赤い自転車買うって噂の。そういうドラマのかっこいい役どころをね、演じてきた妻夫木聡様が。妻夫木聡様が田原秀樹。・・・・・・・良い~~~~~~~~~~!!!!!!

 

田原秀樹みたいなの演じていると、妻夫木聡のあの素敵な笑顔がただのサイコパス。満面の笑みがただの狂気。妻夫木聡、これからもっとゲスい役やってくれ~~~~~!!!!! 田原秀樹の小物感も完璧に出ていて最高でした。ありがとう妻夫木聡・・・

 

原作の始まり方と映画の始まり方が同じでわたしはすごい嬉しかったです。あの、田原秀樹が琴子さんと電話して「では、アレを迎え入れましょう」「そこから先は、わたしの仕事です」って言われてて、何!? よくわかんないけどセリフかっけえ~~~~! 「そこから先は、わたしの仕事です」って言いてえ~~~~!!! ってなるやつ。そんで、なんでそこんなことになったのかって話が始まって、中盤でその場面になって、もうめっちゃネタバレしますけど、「そこから先は、わたしの仕事です」って言ってるの、琴子さんのフリしてるぼぎわんっていうね。

映画のそのシーン、知紗ちゃんがダッシュしてくるところ怖くて良かったです。あそこお気に入り。子どもこええ~~~

 

ってか、ホラー映画に出てくる子どもたちの演技力どうなってるんですかね。『リング』しかり『クロユリ団地』しかり、めちゃくちゃ上手。ちょう怖い。田原秀樹と香奈の娘の知紗ちゃんもすっごく演技上手でしたね。トイレで香奈に「どこに行きたい?」って聞かれて「お山!」「お山お山お山お山お山お山お山!!!」と言うところゾっとしました。あとお祓いシーンで知紗ちゃんが縛られてて えっ大丈夫なんだ 子どもになんてことさせるんだ! みたいなの言われないんだ となんか全然違うところでハラハラしちゃった。こんなこと気にせず映画を観たい。

トイレのシーン、原作で言えば新幹線のトイレのシーンってことになると思うんですけど、わたし原作ではあそこが一番怖かったんですよ。映画にするにあたって秀樹のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんの話ごっそりなくなってたんでしょうがないとは思うんですけどね、でも少し残念。まあ、香奈のお母さんがトイレのドアから半分顔出すところグロくて良かったのでいっか! あと香奈死んでびっくりしました。容赦ねえな~~~

 

映画の登場人物は全員もれなくクソになってて笑いました。原作では秀樹の死後、知紗ちゃんのためにめちゃくちゃ頑張る香奈も、なんか普通に不倫とかしちゃって、え、ていうか秀樹の生前から不倫してたんかーーーーーーーーーい!!! 黒木華エッロ。メンヘラの笑顔上手すぎかよ。わたしの中でメンヘラの役やってほしい女優、前田のあっちゃん(クロユリ団地のイっちゃってる演技すごい良い)に続いて黒木華がランクインしました!!!!

秀樹も秀樹で、最悪な男ながら家族のために頑張るみたいなのはあったんですよ。それが結構うすかった気がする。たぶんわたしが原作の香奈の「それでもあの男はわたしたちを守ろうとしたわ!」っていうセリフが好きすぎるだけなんだと思うけど。あのセリフなかったの残念だった。香奈がそもそもクソになってるからしゃーないんだけどね。

 

岡田准一様の演じる野崎さんも野崎さんでクソ修正入ってましたしね。子どもおろしてたんかーーーーい。子どもほしくないなら避妊しろやーーーーーーい。真琴のこと好きすぎる感じはかわいらしくて良かったですけどね。必死なところ。でも、かわいらしさのあるクズって、もう「THE」なんでそれはそれでダメ。でも野崎さんが最後に知紗ちゃん抱えて「嫌だ!!!!!」って言うところのために、子どもおろしてるダメなやつ設定がなければいけなかったんでしょうね。『来る』は野崎さんの成長日誌。

 

そんで琴子さん! おいこら琴子! めっ! 人をナイフで刺しちゃダメ! もうわたしびっくりしちゃったよ。「仕事の邪魔をしないでください」じゃあないんですよ! 刺すな! 野崎さんも刺された挙句ベランダから落とされて、その後コンビニで買い物するってダイハードも大概にしてくださいね。足引きずってりゃ大怪我してるでしょみたいなの騙されませんからね。

 

お祓いのシーンは、THE映画って感じで良かったですね。原作では琴子さんがなんかひっそりとお祓いするのに対し、映画では古今東西の琴子さんの仲間が集まり、マンションらへんの一帯を封鎖してお祓い☆フェスティバル開いてましたから。いろんなタイプの祓う人いたけど、誰か一人ステージで普通に踊ってたよね?

わたしはJKたちが好きでしたね。キャッキャ笑いながら準備してて「お? こいつら何だ?」と思ったら巫女っていうね。そんでキリっとしながら「来るよ」ってあのセリフ! あのJKたちすげー好き。生き残っててくれたらいいな。ユタのおばちゃんたちは強キャラ感出してたのにあっさり死んで悲しかった。

あのフェスティバル参加した人たち、すっげー死んだけど採算とれてないよね。秀樹も香奈も死んでるからお金払う人いないし。あれって琴子さんは単純に真琴を助けるためだけにやったのか? てことは琴子さんの実費? わかんねーーーーー

 

柴田理恵はもう ただただ かっこよかったですね。ていうか、柴田理恵さんが出るって知らなかったら気付かなかったと思う。あの人バラエティで感動して泣いてるイメージしかなかったけど すげーーー女優さんだったんですね。好き!!!!!! ただ、最後お祓いフェスティバルで死んだんか? あの背中の刺青は一体どういう意味なのか全然わからなくて笑った。あれ必要だったん?

 

香奈死んだので知紗ちゃんがこれからどうなるのか心配にはなりましたが、真琴と野崎さんがどうにかしていくのでしょう。なぜなら野崎さんは生まれ変わったから。

 

結果、『来る』実写おもしろかったです! エンターテインメントーーーーーー!!!と思った。映画ならではの迫力とか出してくれると、原作とは違ったおもしろさがあって良い。

『ずうのめ人形』も実写化してくれないかなーーーーーーー。

 

ファミマに新しくバイトで入った滑舌悪男を応援することに決めた

自炊というものを全然しないので、普段の昼飯は会社近くのファミマで麻婆丼→親子丼→麻婆丼→親子丼→麻婆丼→親子丼のエンドレスやってて、そこのパートのおばちゃんとか普通に「あれ、痩せました?」とか「眼鏡よりコンタクトのほうがいいですよ!」とか言ってくるレベルで通ってるんですけど、そのファミマに最近新しいバイトの人が入ったんですよね。たぶん大学生くらいの男の子。

 

もうすっっっごい声がこもってる&滑舌が悪いんです。「Tポイントカード」も油断してたら「Tポポントカード」になりますから。人の声ってどうやったら通常であんなにこもるんだろうと思うんだけど、でも彼は頑張ってる。

たぶん、Tポイントカード持ってるかどうかは必ず聞くようにしてって言われたのかな? と思うんだけど、レジに行くと最初に「Tポポントカードはお持ちですか?」って聞かれるの。その前に会計出してくれと思うんですけどね。でも彼のレジだと「あ、Tポイントつけわすれたわ」ってことは起こりません。カード出さなかったら、金渡す前にもう一度「Tポポントカードはお持ちですか」って聞かれるからね。抜かりのないダブルチェックです。

 

そんでもってお弁当なんですけどね、わたしはいっつもコンビニで温めてもらっているんです。それをね、皆さんお会計出して、こっちがお金準備してる間にチンをスタートしてくれるんですよ。当たり前だと思ってたというか何も気にしてなかったんですけど、この時間短縮してくれる人、本当に素晴らしいんですよね!!!!!! 滑舌悪男、会計全部終了するまでチンしてくれませんから。そこで気付きました。「あ、いつもの人たち、素晴らしかったんだなぁ」って。何気ない幸せに気付かせてくれて感謝。圧倒的成長! 日々学習!

 たかだか1分くらいの違いなのに、お金出すまでじっと待っていられると「いやチンせえや」って思っちゃうんだよね。もう少し心の広い人間に育ちたかった。それにコンビニだからね。この値段でそこまでのサービスを求めてはいけない。いつも時間短縮してチンしてくれる人たちがコンビニにいるべき店員ではないだけ! なんかホテルとかにいるべき人たちがなぜかコンビニにいるだけ!

 

そうやっていつも心を静めていたんですけどね、先日そのファミマに行った際、滑舌悪男が宅急便か何かの対応してて、めちゃくちゃ手間取ってまして。手間取っているっていうか、もうキョロキョロしかできてなくて。たぶん何もやり方がわかんないっぽいんですよね。で、客が「これじゃ送れないってことですか?」とか聞いてるのに対して「・・・そうですね」とか言ってんの。お前絶対適当に答えただろ。ただの相槌みたいに言っちゃダメなやつだぞそれ。

ハラハラしながら見てたんだけど、カウンター内に普通にもう1人店員いるの。そいつが対応したれよと。助けたれよと。でもそのおっさんまったく見向きもせずにわたしに「次の方どうぞ~」って言うの。ええ~~~わたしは助かるけどいいの~~~~? って思ってたらそのおっさん、滑舌悪男のことすげえ睨み、わたしと目が合うとまるでホテルマンのような笑みを浮かべて対応始めた。はあ~~~~~~~~!? その笑み、睨みを目撃されてる時点でまったく意味ないからな!!!!

てかお前名札にオーナーって書いてあるじゃねえか!!!!!! オーナーってお前・・・この滑舌悪男を面接したのお前じゃねえか!!!!!!!!!!!! お前が滑舌悪くてスラスラ話せずおどおどしてる男を面接したうえで選んでんじゃん!!! 何を睨んでるんだ! 貴様が! 入社させた奴だぞ!!!! と激高しながら(お金用意してる間にチンしてもらえて良かった~~~~)と思った。滑舌悪男が宅急便を無事処理できたのかどうかはわからない。

 

というわけで滑舌悪男がいつか偽ホテルマンオーナーを倒し、魔王も倒し、世界平和を実現させるまでわたしは彼を応援したいなと思いました。いつかお金用意してる間にチンしてくれるようになったら家で踊りながら赤飯炊いてやるんだ。

 

 

おすすめの本を教えてください

本が好きなんですよね。なんか両親とかが言うには生まれた頃から好きだったって話なんですけど、そんなわけねーだろって。物心つく前に好き嫌いがあるかよ。

絵本とかはよく読んでたみたいですね。字が読めないけどなんとなく暗記して読んでるふりしてるビデオとかが実家に残ってて平和でした。

5歳のときに一ヶ月くらい入院したんですけど、そのとき毎日絵本を読んでもらってたんですよ。で、わたしは毎日 耳なし芳一を読んでもらっていました。病院で毎日耳なし芳一の絵本読んでとせがむ子ども is 怖くない? 読む親も親。

 

親と言えば、父が結構な読書家なんですよね。だからたぶん、自分の娘を本好きにしてやるぜみたいなね、そんな教育がきっとどこかにあったと思うんですよ。なぜなら子育ては洗脳だから。父が机の上とかに置いてた読んでる途中の小説、よくチラチラ読んでました。まっっったく意味わからなかったけど。なんか海外の刑事ものでしたね。女刑事が自分の推理を信じて偽の証拠つくりあげちゃうやつ。お父さんあれ結局どうなったんですか~~~!? 絶対に偽の証拠つくったことはバレると思うんですけど!

 

小学生のときはもうあれですよね、デルトラクエスト。もう内容全然覚えてないけどまじ毎日デルトラクエストでした。ありがとう。小中にかけて、海外のファンタジーだとか冒険系にはまりましたね。ダレンシャンとか。わたしは未だにクレプスリーの死を乗り越えられていませんからね。クレプスリーーーーーーーーーー!!!!!

 

あと中学時代は本当に山田悠介乙一。この二人に育まれてね、スクスクと。スクスクと成長しました。山田悠介のデビュー作覚えてますか? 全国の佐藤さんが殺されるリアル鬼ごっこ。あれのね、帯に「鬼才!」って書いてあって、ききき鬼才~~~~~!?!?!?!? 言われてぇ~~~~~って思いました。鬼才、言われたい。鬼のような才能、鬼才。いつか子どもができたら名前は鬼才にするんだ。リアル鬼ごっこ貸してくれたルカちゃんありがとう。返すとき、あれ、これもしかして表紙少し曲がってる・・・? とは思ったんだけど、まじでわたしが曲げてたらごめんね。ルカちゃんこのブログ見てねえよ。

 

いやいいんだ、わたしの読書遍歴はいいんだ。これから高校にかけて伊坂幸太郎が好きになってとかはいいんだ。オー!ファーザー最高ですよネッッッ!!! いやいいんだ。そういう話じゃないんだ。最近どんな本を買えばいいかよくわからなくなってきたって話なんですよ。

 

本屋でね、ジャケ買いするのが好きでしてね。本屋さんのポップってすごいじゃないですか。あと帯。そういうので これ絶対おもしろいやんけ~~~~! って思って買ったらまあ大概おもしろいんですよ。そりゃ本屋さんが薦めるものはおもしろいわって思ってたんですけど、最近なんか「超発掘本!」「期間限定復刻!」とか出てるじゃないですか、昔のおもしろい本。それ見て、はあ~~~~~? そんなん買うでしょって買ったら、まぁ~~~~合わなくて。きっとおもしろいんだろうけど、わたしにはね、合わなかった。そういう「あれこれ好きじゃねえ」が重なったんですよ最近。

 

だからジャケ買いに少し躊躇してるんです。でもさ、自分の好きな作家のだけ買うのもさ、たまに飽きるから。だから何が言いたいかというと、おすすめの本を教えてくださいってことです。もうタイトルで完結してたわこれ。本文は完璧に蛇足です。じゃあTwitterで「おすすめの本を教えてさい」だけ言っておけば良かったやんけ。

 

涙腺のゆるさが地獄

歳を取って涙腺がゆるくなるとはよく聞きますが、まさかアラサーにしてその現象に襲われるとは思っていませんでした。なんか孫ができたくらいの年齢で来るものじゃないの? どうですか世のアラサーたち、しょーもないことで泣いてビビることありますか? わたしはあります。

 

最近ワンピースのアニメを一話から見直してたんですけど、まあもちろんワンピースは感動シーンもいっぱいあって泣くんですよ。毎話、泣く。特にドラム王国編なんかはチョッパーの過去がつらすぎて「え、お前・・・お前そんなにつらかったっけ? ルフィに会えて本当に良かったよ~~~~~」っつってヒックヒック言いながら泣きました。まさか27歳にしてしゃくりあげながら泣くとは思わなかったな。

 

でも、ここらへんで泣くのはわかるじゃないですか。それ以外のシーンでも、みんなが「行くぞ~~~! うお~~!」みたいになってるだけで泣けてくるんですよ。これから戦いが始まるぞ! みたいなシーンで。普通にワクワクドキドキのシーンなんだけど、なんかもう「チ、チームワークゥ~~~!」みたいな感情で泣けてくる。最近自分の思考回路がまったく理解できないときがあって怖いです。

 

あと、ワンピースは全部内容知ってるので、次に何のセリフ来るとかわかるんですよ。この次、ウソップが「仲間の夢を・・・笑われたときだ!」って言うなって。わかってるから、数秒先に泣いてる。そのセリフ聞く前からそのセリフで泣いてる。もうアニメ見る必要すらないんじゃないか?

 

 今日にいたっては、セーラームーンの映画の感想が書いてあるブログ読んでて泣きました。会社のデスクで。信じられるか? 会社のデスクでブログ読んで涙出てきてるんだ。体が家だと判断したのか涙腺が脳内のGO信号無理やり出させたのか全然わかんないけど、どんどん社会性を失っていく気がする。

先日は音楽聞きながら電車に乗ってて、ラプンツェルの「誰にでも夢はある」を聞いて泣きました。こわ。こっっっっっわ!!!! あれ、めちゃくちゃ明るい歌ですからね。みんな夢があるよねイエーーーーーーイ! みたいな歌。もう脳が何をどう判断して涙を出したのかワカラナイオブザイヤー。

 

一番びびったのは映画の予告。まあ、もとから映画の予告ではよく泣いてたんですよ。だってあれ、感動系の話だともろ泣ける予告つくってくるから。だから普通に泣いて、普通に(まあ見ないけど・・・)みたいなのやってたんだけど、前にクレヨンしんちゃんの予告で泣いたのは本当に自分でびっくりしました。別に感動系の予告じゃなかったんだよ。ただ、しんちゃんたちが「春日部防衛隊!」って言ってるのが聞こえた瞬間泣いてた。本当に謎涙。簡単に感動したり悲しくなったりするのはまだ意味がわかるからいいんだけど、何で泣いたのかわからない謎涙が本当に怖い。今後しんちゃんの声が聞こえたら泣いてしまうんか? それとも春日部防衛隊というワードなんか・・・?

 

涙腺と脳の指令がまじでバグってきてるけど、これからも強く生きていきたい。

 

 

ワンピースのアニメ初期、効果音がダサすぎて最高

ダサいというか、自分が歳を取ったからこそわかる「ああ、あの頃の音」感。

 

最近ワンピースのアニメを一話から見ているんですよ。アマゾンプライムに入っていたので。したらもう 効果音とかBGMが「The 当時」って感じでとにかく最高なんです。

「戦闘前の緊迫したシーン」とか、「不穏な空気が流れ始めるシーン」とか

もう「The」。 まじでみんな見直してほしい。「当時~~~~~!!!」って言うから。ブラックビスケッツの「タイミング」くらい当時。

ゾロが刀抜いたときなんて、もろに「シュイン シュイン シュイン」って効果音流れるからね。

 

あとCM入る前とCM明けのやつ!!! コナンで言う「キイィィィィバタンッ」のところ! あそこもう懐かしすぎて瞬き止らなかった。しぱしぱしぱしぱ!!!

あれさ、キャラごとに音楽ついてたんだね。あの手配書みたいなのがピラピラピラピラ~ってきて、「あ、今回はルフィね」みたいになってたやつ。小学生の頃とか音楽はランダムなのかと思ってたけどキャラごとにどうやらついてた。でも最初のうちはルフィとゾロそんな音楽関係なく出てたけどね。

 

ウソップらへんで音楽とキャラ固定になったのかな? サンジ初出のとき、CM明けで流れて「この曲調ぜったいサンジでしょ~!」ってなって一人で楽しかった。ていうか、ウソップもまじウソップなんだよな。ゾロだけ不穏な音楽なのも笑う。

 

全然関係ないけど、ウソップ初出のとき、「え!? お前、素肌にオーバーオールだったんか!?」ってビビった。そんなダサかったっけウソップ。もうイメージが新世界のみんなだから久々に見たらびっくりしちゃったよ。

キャプテン・クロは懐かしすぎた。あの眼鏡クイってするの流行ったよね。あとジャンゴ。みんな大好きワン・ツー・ジャンゴ。そして懐かしさの極みニャーバンブラザーズ!!!!! 完璧に忘れてた存在だけど、出てきたとき思わず「う、うわああああああ!!!!!」と言った。懐かしすぎて。KIWAMI of Natsukashisa。

 

あとナミのおっぱいがドラム王国らへんから確実にでかくなった。むしろ最初が小さかった。わたしの知ってるナミじゃなかった。それがドラム王国でわたしの知ってる砂時計スタイルのナミに近付いてきたので嬉しい!

そしてドラム王国編の泣かせ方はやばい。ていうかチョッパーとDr.ヒルルクが辛すぎる。チョッパー生まれながらにして一人ぼっちとか意味わからないほど悲しいし、その後ヒトヒトの実食べて完璧に群れを追い出され、それでも仲間がほしくて人里におりたら撃たれてさ。あらためて考えたら辛い of 辛いじゃん。そんでヒルルクさんも死んじゃってさ。本当にルフィに会えて良かったよチョッパ~~~~~~~~!!!!! 最後ドラム王国で桜が咲いたときのわたしの涙、滝。TAKI。

 

とりあえずチョッパーの姿形が今より「カワイイ」じゃなかったり、ゾロとサンジが一緒に皿洗いしてたり、もう初期~~~~えっ初期最高~~~~と思いながら見てる。アーロンパーク編ではノジコの声がナミと同じで笑った。

 

今はね、アラバスタ編を見てます。砂漠をこえるところ。なんか、ここらへんから効果音がそんなダサくなくなってる気がする。あの「いかにも不穏です!」みたいな音楽いつの間にか流れなくなりました。寂しさ。もうゾロが剣抜いてもシュインシュイン言わないかもしれない。でも相変わらず「ここからルフィかっこいいです!」みたいな音楽は流れるので安心してる。

 

アラバスタ編、今のところ漫画と違ってエースが一緒にいて、「エエエエエーーーーースゥ・・・・」となる。エースが見れて嬉しい気持ちと、エースが死ぬこと思い出して辛くなる気持ち。エース、考えれば考えるほどかっこよすぎて意味がわからなくなってきた。

 

アマゾンプライムビデオで見れるワンピースはどうやらアラバスタ編までなので、あと少し楽しんで見たいと思います。空島も見たいんだけどなーーーーーー。続き入ってくれたらいいな。

それと、オープニングとエンディングがどれも最高で今すぐカラオケで歌いたい気持ちです。今度カラオケで海賊になる。

映画『クワイエット・プレイス』で一人ホラー映画デビューした

9月28日に公開された映画『クワイエット・プレイス』を観ました。

1人で映画を観に行くことはよくあるのだけど、ホラー映画を1人で観に行くのは初めてだったのですげえ緊張しちゃった。

めっちゃネタバレしながら感想書きたいと思いまーーーーーーす!!!

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 とか言ってまず映画が始まる前の話なんですけど、わたし一番後ろの席を取ったんですよ。ゆったり観れて好きなので。で、その映画館の一番後ろ、真ん中に柱があるので、スクリーンのど正面で観ようと思ったら隣がいない席になるんです。何も考えずそこを確保したんですけど、いざ座ってみて気付いた。「隣に人がいないのまじ怖くね?」って。どうするいつの間に席がないはずの隣に“何か”がいたら。はあ~~~? 怖すぎ。

 

しかも、反対側の席にも人いなかったんですよ。席2つ空白からの人が座ってる。席2つ。どうするいつの間に両隣に“何か”がいたら。

 

しかも2つ席が空いてるってのがまた怖いんだよ。距離感。あいついるよね? 席2つ空けて座ってる人いるよね? どうする実はあいつ人じゃなくて、いつの間にか1つ席を近づけてきてたら。はあ~~~~~? 怖すぎ。

 

という感じで、上映始める前から完璧に罠に陥ってた。何が一番怖いって自分の想像力だよねって話。始まる直前のスクリーンがグググって広がるときが一番心臓バクバクしました。緊張で。

 

 

感想としては! わたしは結構好きでした! ホラーではないけど!

どっちかというとパニック系だったよね。パニック系のその後みたいな。なんであんなクリーチャーがいるんだとか、どうやって世界が滅んだのかとか一切説明ないのが良かった。完璧にあの一家にだけフォーカスが当たっているのが良かったと思う。

 

「すげえ!」と思ったのは謎の死体と一緒にいたおじいさん。あの人の皺くちゃな顔が、叫ぶ前にギュッッッ!!! ってなるところすごくない? 人間の顔ってあんなにギュッッッ!!! ってなるんだね。あの人たち、あんなところで遭遇するんなら以前からどこかで会っとけよ とか ていうかあの男は何で死んでてあのおじいさんは何で叫んだんだよ とか一切言及しないところが良かったです。あの一家にしか当たらないフォーカス。他は全無視。そういうところお気に入りです。

 

クリーチャーのたたみかけも良かった。地下が浸水したとき「そこまで不幸になるもん?」ってびっくりした。そしてどうやって入ったのかわからないが(マットレスで入り口塞いでるのに)当たり前のように地下にいるクリーチャー。泳ぐのは恐怖だよね。

 

あと弟ちょう頑張ったね。花火。あそこ感動したよわたし 鳥肌が立ったよ。一番好きなシーンあそこです。ていうか、あの子役の怯えてる演技うますぎるんだよな。滝でお父さん(めちゃかっこいい)が大声出したときの怯える様。あのキョドり方100点じゃない? あんだけ完璧に怯えてたからこそ、花火クソほど感動しました。

 

感動と言えば、あの泣かせ方は卑怯ですよね。やり口がピクサーと同じ。完璧そこでそうなるだろうなってわかってるのに泣かざるを得ないんだもん。『リメンバー・ミー』で「絶対ここでリメンバー・ミー歌いますわ」って全員わかってんのに「りめぇんばぁ み~~~」で滝のように泣くのと同じ。クリーチャーがどこかにいるってなって、子どもたちだけ避難させた時点で「絶対お父さん子どもかばって死ぬじゃん」ってのは全員わかってんだよ!!!!!!! わかってんだ! なのに「お前を 愛してる」で100泣かされる。無条件の涙ですよ。力技が過ぎる。

 

でも突っ込みどころももちろんある。オチから言うけど、音て。音て!!!! そんなん世界滅ぶ前に誰か気付いとけよ! ショットガンの次くらいに試す手法でしょ音。ていうか、そもそも外皮ブワァなってたらショットガン効くんかい。倒せや。音カチカチカチって聞いてるときに撃ち込めや軍隊。

あと序盤で「この付近にクリーチャーを3体確認」って出てたけど最後ザザザザザって走ってたクリーチャーそれ以上いたよな? わたしの目がポンコツだっただけ?

 

でも結論好きでしたーーーーーー!!! 開始10分で死んだ弟が「あ、天使ってたぶんこの顔」ってくらい可愛かったの含めてよかったです。テンション上がる系怖い映画。最後、これからクリーチャーを虐殺するであろう母と娘の「ニヤリ」で「アメリカーーーーーーーーーーーーー!!!!」となりました。

 

おわり。