ドリームの日記

社会の荒波に負けた。

台湾旅行であらためて自分がポンコツと知る そして類は友を呼ぶ

先日、友だちと2人で台湾旅行行ったんですよ。TAIWAN

なんでか知らんけど行ってみたかったんですよね、台湾。そしたら友だちのさやちゃんが一人で台湾行ってて。え~! わたしも行きたかった~! っつったら、じゃあ今度一緒に行こうってなって、行きました。ウレピ!

 

2ヶ月くらい前から行くことは決めてたんですけどね、わたしは何事も後回しにしがちなんで「あ~~~そろそろ飛行機取らないとねえ」みたいな感じで生きてた。わたしが東京に住んでて、さやちゃんが北海道に住んでるっていう距離感も、準備を遅くさせてた。

気付いたらさやちゃんが飛行機取ってくれてたんですけどね。

 

ありがとう~! 代わりにホテル取るね! っつってホテル探したりしてたんですけどね、気付いたらさやちゃんが取ってくれてましたね。

「ここでいい?」「わあ、ごめんねありがとう!」「取ったよ~」って感じでね。その取ったところ、ホテルじゃなくてただの風呂だったんですけどね。風呂予約しただけ。

「この宿めちゃ安いんだけど!」「そこにしよ!!!」っつってたのに、風呂だった。風呂にしては高けえよ。

 

無事ホテル取り直して(さやちゃんが)

とうとう当日ですよ。金曜夜に出発して、深夜に到着してその日はカプセルホテルでただ寝るって寸法。土曜朝から観光して、日曜昼に帰る。そういう予定。

飛行機の時間は20時10分。定時まで働いてたら成田に間に合わないので、半休取りました。

 

荷物全部持って会社行ったつもりだったんですけど、やっぱりいろいろ忘れ物があったので、仕事パパーと終わらせて早めに帰りました。そんで職場近くでランチして家に忘れ物取りに行ったらちょうどいいかな~~~っつってたら、職場にも忘れ物しててね。戻るの本当に恥ずかしかった。しかも2個忘れ物してたから2回戻った。なんで?

 

そんで家帰ってさ、ちょうど良い時間に「そろそろ行くか~~~!」って出発したんだけど、さやちゃんから連絡来て。

「まだ出発しないで!!!!!」

なんで?

 

 

「飛行機いろいろあって20時につく!!!」

台湾行き20時10分発だから間に合わないね?

「台湾行き23時に変更したから!!!」

 

????

 

すごいパニくってるのは伝わってきたけど、状況が一個も伝わってこなかった。よくわかんないけど、了解との旨を伝え、居酒屋に飲みに行く。

よくよく聞いてみたら、「北海道から成田までの飛行機、取ったと思ったら取ってなかった」「乗りたい時間は満席で次の便になった」っていう一歩目から躓いてるパターンだった。そんなことある? もしかして漫画のヒロインか何か?

 

でもこれ台湾行きの飛行機普通に便変えれて良かった~~~。お金もかからなかったって。すごいね。さやちゃんには「なんか全部任せちゃってごめんな」って言っておいた。

 

そんで成田に着いてさ。さやちゃんに「第二ターミナルでいいの~?」っつったら「うん!」っていうから1時間くらい待ってさ。来たの、さやちゃん。したら「第三ターミナルだったわ」って。「出発は第三ターミナルだから」って。

 

いや良いんだけどさ、でも、さやちゃんは第三ターミナルに到着して、バスで第二ターミナルまで来てんの。その往復 is なに? 意味なくない? 第三ターミナルからわざわざバスで第二ターミナルまで来て、わたしと合流して「出発は第三ターミナルだったわ」???

わたしが第三ターミナル行って合流するで良くない???? って言ったら、「いや、なんか悪いかなと思って」だって。悪くないよ。もっとちゃんとコミュニケーション取ろうね、うちら。

 

でさー! 台湾ついてさ! 夜中なんですけどね!!! バスで台北まで行って、なんやかんやタクシーで無事ついてさ。カプセルホテル一泊。フロントの人が親切で助かった。カプセルホテルはきれいだしかわいかった。あと、朝トイレ行ったらめっちゃでかい一本糞があって盛り上がった。盛り上がるな。今思い出してみたら最悪の思い出だ。最悪の朝。

 

でさ~、もう楽しかったわけ。いろんなもの食べてね、いろいろお店も見てね、楽しかったの。

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店員さんに「トテモ、カライ」と念を押されたからい麺

そんでさ、夜にホテルで「そろそろ寝るかあ~!」っつってたら、さやちゃんがいきなり「あああああああ」って言い出してさ。

いきなり「ああああああああああ」って言われたらそりゃ「どうしたの?」って聞くわな。わたしは良い子なので、ちゃんと「どうしたの?」って聞いたのよ。そしたら「帰りの飛行機、間違って羽田から取ってたから間に合わない」って。

 

バカ?

 

台湾からは、17時に成田につく。そんで20時に成田発、新千歳行きの飛行機に乗るはずだったの。19時でいいかな~でも飛行機遅れたら怖いよね、念のため20時にしとこう! って絶対間に合う時間に取ってたの。それが間違って羽田発だったと。

 

バカ?

 

もうね、「バカ?」しか出てこなかった。

あと、「台湾も飲酒運転禁止なんだ~」って言い出したときも「バカ?」しか言えなかった。言葉の敗北。

 

飛行機間に合わないから、羽田に一泊して早朝便で帰って行ったさやちゃん。国内の飛行機全部間違ってんの。予定どおり乗れたの、台湾から成田への飛行機だけ。普通、行きの飛行機取れてなかった時点で帰りの便確認するだろうよ。なんで????

 

でもわたしもね、台湾でずっとさやちゃんに道案内してもらってね。何も調べないし。調べても何もわからないんだわたしは。わたしもポンコツだし友だちもポンコツ。類は友を呼ぶ。今度は一緒に沖縄に行こうね~~~。

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屋台で朝飯を食うも、地元の人に馴染めないわたし

 

『不思議の国の少女たち』を読んだ 老若男女みんな読んでくれ

頼む読んでくれ。あれ、あの~アリスとかいるじゃないですか。別世界に行っちゃう子。ナルニア国物語の子とか。知らんけど。ああいう、別世界に行っちゃった子の、その後の話です。

主人公のナンシーは冥界? 死者の堂とかいうなんか動かないことが美。みたいな世界に行ってて、死者の王様に「確信を持って帰って来い」とか意味わからないこと言われて地球に戻ってきた。

 

ナンシーにとっての故郷は、もう死者の世界なんですよ。帰りたいの。そんな子たちのための学校があって、その学校に通う子はみんな何かしらの世界に行って望んでないのに戻ってきちゃってる。その子たちにとって「帰る」ってのは、自分の世界に帰ることなんですよね。いいな~~~そういうの。妖精の世界に行った子もいれば、よくわからんけど虹の上を走り回る世界に行ってた子もいる。ヴァンパイアの手下になった子もいるし、ゴブリンを倒して王様になった子もいる。

 

その世界の中もいろいろ区別分けされてて、ナンシーみたいになんかヴィランっぽい世界に行ってた子は差別されたりもするらしい。だから骨とお話できるって隠してる子もいる。どこの世界にもある差別。みんな仲良くしろ。

 

でもナンシーの周りは良い子たちばっかりよ。「あんたのところはどんな世界なの?」「へえ~じゃあこの色の服は着たくないよね、これをあげるよ」みたいな。お互いを尊重しあう精神~~~~!!!

 

そういうちょっと変わった境遇の子たちの集団生活ってだけでもおもしろいのに、殺人事件が起きる。いきなり推理小説

ヴィランっぽい世界の子たちは疑われたりするんですよね。マッドサイエンティストの弟子だった子は疑われたときに「私なら死体を残したりしない」って言ってみんなにちょっと納得されてて笑った。マッドサイエンティストの弟子て。

 

まあちゃんとした推理小説じゃないので、別に推理して犯人を見つけるわけじゃない。たまたま見つける。TAMATAMA

でも全然良い。楽しい。みんな幸せになってほしい。みんなちゃんと自分の世界に帰ってほしい。わたしはナンシーが帰れるかどうかがずっとずっとずっと気になってたよ。最後の1行で帰ったときは拍手しました。ありがとう!!!!! 家族置き去りにしたって、友だちに最後の挨拶もできなくたって、それがハッピーエンド!!!!!!!!! 最高!!!!!!!

 

この学校の子たちは、誰かがいきなりいなくなったら「あ、帰れたんだ!」って思うの。挨拶なんかしないってみんなお互いにわかってる。帰れるチャンスがあったら、絶対に逃さないで帰るってみんな思ってるから。好き~~~~~~~。だから、きっとナンシーがいきなりいなくなって学校のみんなは喜んだと思う。それも嬉しい。

 

結構薄いしスラスラ読めるのでいろんな人に読んでほしい。てかこれ、普通に10代の子が読むやつだと思う。でも29歳が読んでもすっげえおもしろかったよ。心は少女だし、いつでも別世界に行きたいからな。わたしも帰りてえ~~~~~。

 

不思議の国の少女たち (創元推理文庫)

不思議の国の少女たち (創元推理文庫)

 

 

映画『鬼談百景』ホラーと短編は相性が良いって何回でも言いたい

小野不由実さん原作の『鬼談百景』が映画になりました。ワーイ! 『残穢』のスピンオフみたいな感じになってます。残穢の主演(ホラー小説家役)だった竹内結子さんが、ナレーションというか、「読者からこんな手紙が届いた」っつってホラー映画が始まる、みたいな感じ。テレビのほんこわの導入の感じです。

竹内結子さんの無気力な喋り方良かった。ホラーよね。残穢を観てなくても全然おもしろい。

 

『鬼談百景』はもともと短編集で、その中から10個の短編を映画化したやつです。わたしはホラーと短編の相性って最高だと思ってて、なのでこの原作も映画も最高なんですけど、最近ホラー全然観てなかったので耐性が下がり、より怖い思いができました。

 

10個の作品の中でも特にお気に入りだったのが、「赤い女」「続きをしよう」「密閉」の3個です。どれも小説とはオチ? が違うので少し「ムム」とも思ったのだけど、映画だからインパクトのあるところ作らないといけないのでしゃーなし。好きでした。

 

「赤い女」はもうタイトルからしてホラーですよね。赤い女って名前の怖い話たぶん調べたら100個くらい出てくるだろ。赤と女のホラー度の高さ。

ストーリーは単純に「赤い女の話を聞いたやつのところに本当に赤い女が来る」ってのなんですけど、この「本当に来ちゃう赤い女」がすげえバタバタ走りながら来るの。それがちょっとウケる。笑いと恐怖って本当に紙一重よね。

 

普通「本当に来ちゃう幽霊」って気付いたら遠くのほうに立ってる、それがなんか段々近付いて来てる・・・!? って感じだと思うんだけど、この赤い女はもう本当に全力で来る。バタバタ走りながら来る。バタバタ走りすぎてスッ転んだりする。

 

めっちゃバタバタ走るので疲れてるのか知らんけどゼエゼエ言ってる。なんかもう、生身。全然幽霊じゃない。生身。でも、襲われてる女の子は「キャアーーー!!!」ってなる。いや、たぶん殴ったら勝てそうだよ? と思うけど、実際あんな勢いで走って来られたら怖いよなあ。必死になる幽霊ってのは斬新だった。良い。なんであんなに必死なのかはわかんない。それも良い。

 

「続きをしよう」はもう好みにドンピシャなんですよね。子どもたちが墓場で遊んでて(なんで墓場で遊ぶことになったのか本人たちもよくわかってない)一人ひとり怪我をしていっちゃって、全員帰ればいいのになぜか帰ろうという気持ちになれない。怪我をしたら帰れる。最後の一人になりたくない・・・っていう話。それを、セリフとかで説明してないのに観てる人間にわからせるんですよね。たまにナレーションは入るんだけど・・・そこで説明もするんだけど、それにしても子役の演技すごくない?

 

ホラー映画における子役の演技力の高さ、本当にいつもいつも謎。天才子役!!! とか騒がれてる子たちの仲間入りしてほしい。あの、怪我をして痛いけど、これで帰れると安心してる顔。なにその演技力。スキ!!!!!!!

最後の一人になった子に何が起きたかは、本当は謎のままなんだけど映画的にはそうもいかないからちょっと怖くしてる。でも何が起きたかわからないほうがわたしは好き。そのほうが怖いし。でも映画だししゃーないよね。

 

「密閉」は単純に怖い。ていうかインパクトがある。ほかの話は一応実話っていう感じなんだけど、密閉だけは実話であってたまるかって感じ。いや、実話ならそれはそれで興奮するんだけどさ。

 

一人暮らしの女の子の話で、絶対に閉めたはずのクローゼットがなぜか見るたびにちょっとだけ開いている・・・って話。クローゼットとか部屋の扉とか、ちょっとだけ開いてると怖いよね。なんでだろうね。全開になってたら逆に怖くないのにね。

 

そんな感じで、やっぱり短編とホラーの相性は最高です。ダラダラしないで怖いからね。怖くないパートがないから。ずっと怖い。ぜひ観てください。赤い女、かわいいよ。

鬼談百景

鬼談百景

 

 

映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』かわいいが過ぎる

高畑充希ちゃんのかわいいが過ぎる。わたしは高畑充希ちゃんが大好きなんですよ。なんていうか、なりたいの。高畑充希ちゃんになりたいの。「はじめまして、高畑充希です!」とか言いたいの。好きなんです、高畑充希ちゃんが。

 

だからもう実際この映画はストーリーとかどうでも良かったんですけど、それでもおもしろかったし、わたしは好き。あの~~、いろんなエピソード詰め込みすぎて、どれもバコンと盛り上がることはなかったんですよ。映画としては盛り上がりに欠けるかもしれないけど、わたしは割りとそういうの好きなので良かった。盛り上がりに欠ける分、つらいことも少ない。ずっと割りと平和。起承転結がなくていいから、平和なお話がたまには観たいよねぇ。

 

貧乏神さんの話が特に好きだった。心温まるじゃないですか。貧乏神さんと高畑充希ちゃんが一緒に泣くところ。そんで最後は貧乏神さんの器が助けてくれるっていうね。わかりきってるけど、それでも最高なんだ。王道ってのは、最高だから王道になるんだよ。ありきたりになるくらい、良いパターンってこと。良いです。この映画には意外性とかなくていいんです。友情努力勝利ってこと。

 

そんで何より目元をパタパタしながら泣く高畑充希ちゃん is 天使? なに? かわいいが過ぎる。あーーーーーーー高畑充希になりてええええええええ。天燈鬼の館で豪華な服着させられてふてくされてる高畑充希ちゃん is 神。かわいい!!!!!!! かわいいが過ぎる!!!!!! ハア、好き。

 

堺雅人さんはいつでもかっこいいしさ。堺雅人さんと高畑充希ちゃんの夫婦って組み合わせ100点過ぎない? あと、キン役の人、なんか見たことある~~~誰だっけ~~~と思ったら中村玉緒で笑った。中村玉緒か~~~~~。キン、絶対幽霊だと思ったけど幽霊じゃないらしいですね、どうやら。な~んだ。

 

あとさ、本当にすごいなと思ったのが死神役の安藤サクラさんなんですけど。死神、めっっっちゃ良かったよね!!!!!!!!!!!! 高畑充希ちゃんになりたい民としては言ってはいけないかもしれないけど、この映画では死神が一番良かったです。良い。何が良いとかはちょっと表せないんだけど、好き。すごい良い。

 

観てて「え~~~~~? 死神好きなんですけど。役者だれ?」「てか男? 女?」と思ってたらエンドロールで「安藤サクラ」って。はあ????????????? 安藤サクラ? まじで? 本当にSakura Ando???? こんな声だったっけ?????

 

死神役の安藤サクラさんが好きって話で酒が飲みたいよわたしは。まじで何なの??? かわいいが過ぎる高畑充希ちゃんと死神役の安藤サクラさんが観たいがために、何回か観直すと思う。すごい。キャストの力ってすげ~~~~~~~~。

DESTINY 鎌倉ものがたり

DESTINY 鎌倉ものがたり

 

 

映画『散歩する侵略者』観ました わたしは結構好き

最近、アマゾンプライムビデオで映画をダウンロードして通勤中に観てる。『散歩する侵略者』観ました。日本のSFってあんまり観たことなかったので新鮮。そんなことないか? SFってどこからがSF? まあいいか。

 

数日間行方不明だった夫・真治が見つかったと思ったら、記憶喪失? っぽくてなんか性格も全然違う。どういうこと~~~? みたいな話。まあ、宇宙人になって帰ってきちゃったというか、宇宙人に体乗っ取られてたというか。おもしろかった!!!!!!!!!!

 

 めっちゃネタバレするんですけど、宇宙人は人間から「概念」を奪うんですよ。概念を集めて、だいたい地球人ってこんな感じかな~~ってわかったら、侵略する。宇宙人は地球にきたとき、感情がまるで赤ちゃん。何も知らない。「自由ってなに?」「家族ってなに?」それを教えてくれた人から、自由の概念、家族の概念を奪う。奪われた人は、その考えがなくなっちゃうんです。

 

たとえば、主人公(長澤まさみ本当に好き)の妹(前田のあっちゃん)は家族の概念を奪われ、自分一人で勝手に生きていくように。長澤まさみに「わたしが今後どうするかなんて、あなたに言う必要ないと思うんですけど?」とか言って家を出て行く。1分前まで仲良し姉妹だったのに。

 

長澤まさみとその夫(宇宙人になった)真治のパートと、天野くんという高校生の宇宙人と桜井さんというジャーナリスト(長谷川博己さん!!!!!)のパートの二つを軸に話は進みます。

地球に来た宇宙人は3人。そのうち、あきらちゃんという女子高生の体を乗っ取った宇宙人がもうね、初手でバラバラ殺人やっちゃうんですよ。はちゃめちゃが過ぎる。宇宙人にも個性があって、この子はなんか天然なんだよね。最初は金魚の体に入っちゃって、「あれ~? なんか違うな~?」ってなって、おっさんの体に乗り移って(乗り移る体かえるの自由自在なのかよ)「人間の体ってどうなってるんだろ~~?」っつって内臓取り出して観察してたら死にそうになって、たまたま居合わせたあきらちゃんに乗り移って逃げた。やりたい放題。たちの悪い天然。

 

宇宙人たちは三人で合流しないといけないので、天野くんは警察に保護されたあきらちゃんを探してた。そのために、ジャーナリストの桜井さんに「僕は宇宙人。仲間に会いたいから手伝ってよ」「ガイドになって」ってお願いする。桜井さんは「良いネタになるわ」っつって了承する。最初は宇宙人って信じてなかったけど、概念奪うところを見て「マジじゃん」ってなる。

 

長谷川さん演じる桜井さんがまじで最高なんですよ。ちょう軽薄な人なんですけど、すげえ好き。人類を滅ぼそうとしてる宇宙人に成り行きで協力して飄々としてるところも好きだし、あきらちゃんが警官殺しちゃったときに本気で怒るのも好き。これから人類滅ぼそうとしてる宇宙人に人殺しはダメって言う滑稽さね。

 

桜井さんと天野くんのコンビは本当に良かったな。っていうか天野くん良かったな。むかつくガキかと思ったら結構かわいい。ていうか、あきらちゃんがクソガキすぎて天野くんが好印象になったのかも。宇宙人たちにも性格がいろいろあっておもしろいです。

あきらちゃんみたいな勢いで行動する子、侵略の最初に来ちゃダメだと思うんだけどな。宇宙人もほかにいっぱいいるみたいだし、ほかの子が来たほうが良かったと思う。でもあきらちゃん通信機つくったりしてたから、技術者要因だったのかな~~~。

 

最後、天野くんが死んじゃうってなって、桜井さんが「俺の体に乗り移ればいいじゃん」って言って「そんなことするわけないじゃん」ってところが最高&最高でした。てかなんか宇宙人にとってガイドってすごい大切みたいだけど、それは何でなん? ガイドからは絶対に概念奪わないし。

 

そんでさ! 「そんなことするわけないじゃん」って言ったあとさ、あれはどっちだったんだろうね! その後、桜井さんが飛行機から爆弾落とされて逃げたりしながら通信機を守るんですが、そのときに一言も喋らないのよ。だから、本当の桜井さんなのか、説得されて体を乗っ取った天野くんなのかがわからない。そういうの大好き~~~~~!!!!! あのヘラヘラした顔、桜井さんでも天野くんでもしそうだし。まじどっち!!! ハア、好き。

 

桜井さんと天野くん好きすぎて、真治と主人公のことがあんまり印象に残ってない。てか主人公が宇宙人の真治を好きになるのがよくわからないんだよな。宇宙人だとわかってるのに、「真治」として好きなんだよ。真治と別人なのに、真治と思えるの? それとも真治、もとからそんな意味わからない性格してたの??? でもたぶん浮気クソ男だったんでしょ? じゃあ性格とか全部違うでしょうに。でも「真治」として好きなの? 感情が謎すぎた。でも宇宙人の真治、わたしも好きよ。

 

最後のね、オチもね、ありきたりなんですけどね。ありきたりなんですけど、最高でした。つまり「愛」なんですけど、愛で地球が救われるわけなんですけど、そのために主人公から愛の概念がなくなってしまうからね。でも宇宙人の真治は愛を知ったので、ずっと主人公のそばにいるよ・・・っていうね。ありきたりなんですけど、良いです。好きです。SUKI

 

でも、宇宙人も愛を知ってたんじゃない? 天野くんが「すごい大切な仲間がいるから、そいつらのために侵略頑張る」とか言ってたし。よくわかんないな~~~。

 

あと好きなところがもう一個あって、SFなんだけど普通の日常ってところ。CGを使ってるところなんて、桜井さんを爆撃するところと最後の侵略の場面くらい。普通の日常に、宇宙人が紛れ込んでるの。良い。好き。わたしは結構好きでした。

 

つまり、何考えてるのかわからない役の松田龍平さんは最強ってことです。あんな無表情ある??? 強すぎ~~~~! あと長谷川博己さん。しゅき~~~~~ ヘラヘラした悪いオヤジの役もっとやってくれ~~~~~!!!!

 

散歩する侵略者

散歩する侵略者

 

 

映画『メイズランナー』観ました たぶん原作はおもしろいんだろう

なんかさ、人気ですよね。三部作? だっけ? いろいろ続編とか出てるから、おもしろいんだろうな~~って思って借りてみました。内容は一切知らん。あれでしょ、たぶん迷路で走るんでしょ。なんかでっかい迷路があってさ、そういうでっかいギミックは大好きなので「おもしろいんじゃね? 続編めちゃあるし」っつってさ。借りたんですよ。

 

あの~~~~結論から言うと「おもしろい雰囲気はあったけどおもしろくなんなかった」って感じでした。みんな観た? あれって一作目だけだとダメなの? 次も観なきゃおもしろさわかんない?

 

まずさ、主人公が全然ランナーにならないじゃん。ええねん、集落でのゴタゴタは。こっちはあの迷路と化け物気になってるんですわ。迷路に入るにはランナーに選ばれなくてはいけなくて・・・ってじゃあいつそのランナーになるんですか!!!

 

そんで迷路入ったきっかけだけどさ、アルビーって言う集落のリーダーとミンホっていうランナーのリーダーが迷路に入って出てこなくなったんですよ。それで、迷路の壁が閉まるギリギリに姿が見えて(壁が閉まったら化け物が迷路内をうろつくので実質、死)良かった!!! あれ、アルビー意識ない? ミンホ、頑張れ!! いや、ダメだ間に合わない、アルビーは見捨てるんだ! ミンホ、お前だけでも戻って来い! ダッ!!!(主人公が迷路に飛び込む)ってところさ・・・

そもそもアルビーは別に迷路入らなくて良くなかった? ミンホと別のランナーが行けば良かったじゃん。アルビーが入った意味ってなに?

 

そんでミンホがアルビー見捨てないで引きずってきたまでは良かったんだけどさ、その後主人公が迷路入って、アルビーを化け物に見つからない場所に隠そうってなったとき、ミンホ普通に二人を見捨てて一人で逃げるっていう。じゃあそもそもアルビー置いて迷路出れば良かったじゃんね。主人公が迷路に入るきっかけのためだけに、アルビー見捨てないで頑張ってた。その後あっさり見捨てる。情緒大丈夫か?

 

観てて一番気になったのがそういうところなんですよ。登場人物全員が、主人公の行動のために都合よく動く。お前言ってることフワッフワやんけ~~~~! ってなる。

ミンホは結局主人公助けてくれるし、その後はもう、主人公の言うこと全部賛成マン。もうミンホという人格は死んだ。主人公の言うこと全部協力するマンとなった。南無。

 

そんでテレサよ。女が一人もいなかった集落に唐突に送られてきて(みんな記憶なくされた状態で送られてくる)「お、おんなだ・・・!」みたいになってさ、わたしは(ウワーーーー!!! 女をめぐってグチャグチャになるやつだ!!!)と思ってハラハラしたんだけどさ、な~んにもならないの!! 平和! はあ?

女だ! ちょっとやってやろうぜ! みたいなやつ、皆無。純粋に「び、美人だね」ってなるのすらない。こいつら数年 女見てないんじゃなかったの? 何をふつ~~~に馴染んでるんだ。いや、いいんだけどさ。平和が一番いいんだけど。創作物においてそんなことある? 

 

そんでテレサが来た意味 is なに? まじで意味不明 来なくて良かっただろNO.1

いや、多分意味あるんだろうけどさ。一作目見ただけではまったくわからんし。映画なんだからある程度は解決させてくれや。まじテレサ何のために送られたの? 主人公もそうなんだけどさ。伏線はりまくって一個も回収されてなくてビックリした。ドラマのつもりなんか?

 

あとギャリー。こいつは最初すげえ嫌なやつで主人公につっかかるんですよ。でも、主人公が自分の名前を思い出したときに、ニッコニコで「おめでとう!!」みたいなこと言ってさ、(あ! さっきまでケンカしてたのは衝撃で思い出させようとしたんだ! へえ、いいやつなんだ実は!)と思わせておいてさ、本当に普通にめっちゃ嫌なやつだったっていうね。お前も情緒どうしたんだ。

 

ギャリーまじで意味わかんないんですよ。主人公たちがここは実験場だった! 脱出しよう! って言い出して、外の世界は怖いし、ここで暮らす! って言うところまでは、わかる。ギャリーにとって実験場の生活は心地良かったんだろう。で、主人公たちが出て行って、それでほかの仲間とギャリーは残ってで良かったじゃん。最後、なんで来た? まじで謎 of 謎。一番の謎はあの施設が何だったのかとかじゃなくて、なんで最後ギャリーが来たのか。

 

そんでギャリー、何を言うかと思ったら「ここで暮らすのが幸せなんだ」って。じゃあ、いろよ!!! 追いかけてくるなよ!!! 泣くくらいなら銃撃つなよ!!! そんで撃たれるのチャックなんか~~~~~い!!!

 

本当にチャックかわいそう。何がかわいそうって感動するポイントがないから無理やり殺されたところが本当に哀れ。南無。感動ポイント作るためだけに登場人物を殺すのまじでやめてくれ。唐突な感動的な音楽を止めろ。なんなんだまじで。わたしは怒ったぞーーーーーーーーーー!!!!

 

で、オチも意味わからない。この作品観ただけではまじで一個も理解できないで終わる。こんなに続編がある前提の作品はじめて観た。この歳にして初めての体験ができるとは思ってなかったな。

 

でもさ、たぶん原作の小説はおもしろいんだろうな。だから続編もつくれたんだろ? っていうか、テレサとかも本当はもっといろいろあったんだろう。映画の尺の都合でカットされただけなんじゃないかな。ミンホもさ、本当は主人公の言うとおりbotじゃなくて、ちゃんとランナーのリーダーやってんでしょ? アルビーが迷路に入ったのだって本当は理由があるんでしょ?

 

たぶん、原作はおもしろいんだろうなあ。原作読んだ後に映画観たら楽しめるのかもしれないね。ネーーー!!!

メイズ・ランナー (字幕版)

メイズ・ランナー (字幕版)

 

 

札幌お化け屋敷2019「ふたご霊」舐めてたら普通に声出た

わたし実家が札幌でお盆に帰省しましてね。地元の友だちと「おいおいお化け屋敷行こうぜ~~~!」っつって行ったんですよ。4人で。ちょっと内輪ネタもあるんですけど「ふたご霊」すげえ楽しかったんで聞いてください。

 

あの、有名なお化け屋敷プロデューサーの五味さんがね、つくってるっていうね、あの~、怖いやつです。4人のメンバーのうち、わたしを含めた3人は2015年に「ゆびきりの家」(同じく五味さんプロデュースのお化け屋敷)に行ったことがあって、「怖かったよね」「ね、でも大丈夫だったね」「案外叫ぶところはなかったよね」みたいな感じだったんですよ。おもしろかったけど、「キャアーーーーーー!!!」みたいなのはなかったよね、みたいな。

 

なので「最初に叫んだやつジュース奢りな~~」みたいな感じで行きました。28歳なんですけど。高校生みたいなノリですけど、今回のわたしたちの集まりは「高校生の頃の青春を取り戻す」がテーマだったので許してください。なんならプリクラも撮ろうとしてた。(高校の頃にあったプリクラコーナーがいつの間にかなくなってて断念した。これが時の流れ)

 

もう4人で遊ぶのが楽しくて「知能」とか「28歳」とかそういうのは全部捨ててたんで、一人が「俺もう酔っ払ってるからさ(お化け屋敷の前にもんじゃ食いながらお酒を飲んだ)お化けも倒しちゃうかもしれない」とか言っても笑って許した。この日のわたしたちはイキっても許される高校生だったので。

でもすごい並んでて1時間くらい待ったので、イキってたやつが「酔いが醒めたから倒せない。怖い」って言い出してから、どういう陣形で進むのか揉めた。4人中3人が怖がりだった。詰み。

 

1列のドラクエスタイルは怖すぎるということで、2人2人の2列になることに。グッチーしてチーム分けするも、最初に決まったわたしともう一人のペアが怖がり度的に防御力低すぎてやり直した。茶番。やり直した結果、唯一怖がりじゃない女とペアになったので喜んだが、怖がりじゃないゆえに「前歩くわ」と言い出した。怖い。わたしはホラー大好きだけど自分が体験するのは怖い。かわいいところあるので。

 

ペアの女に「手つないでてね!」と言ったら割とマジできもがられた。わたしだって手はつなぎたくないが、怖いので仕方ない。無理やり腕組んで入ることに。入った瞬間真っ暗。真っっっっっっっっっっ暗。一歩先も見えない。まじ。そんで入った瞬間、後ろから「うわあああ! 暗い!!!」って声が聞こえた。イキりおじさんが入って1秒で叫んだ。終。

 

「もう叫んだのかよ~」「ジュース決まりじゃん」「叫んでません~~」みたいなバカの茶番やってる間にペアの女がズイズイ進んでいく。この暗闇の中お前だけ道見えてるの? てか怖いからもうちょっとゆっくり進んでよ。とかそういうの全部無視して進んでいく。なに? 呪われた?

 

このお化け屋敷のミッションでは「縦に真っ二つに切られてる人形を一つに合わせる」という、よくそんなTHE怖い設定思いつきましたねみたいなことやらされるんですけど、ペアの女は人形の片割れ見つけてこっちが「うわ! まじで半分だ怖い!」みたいに言おうとしてる「うわ!」のときにはもう手に取ってましたからね。お前には躊躇とかそういうのないの?

 

そんでもう片方の人形があって「これくっつけたら絶対バーーーーンなるやつじゃん!」って言おうとしてる「これ」のときにはもう無言でくっつけてんの。心の準備とかさせろや。人の気持ち考えたことないのかこの女は? そんで「バーーーーンなるやつじゃん」って言ってるときには本当に「バーーーーン」なって後ろでイキりおじさんが「キャアーー!!!」言ってた。詰め込みすぎ。1コマにいろいろ詰め込みすぎだからもうちょっとゆっくりやってくれ。

 

ペアの女はズイズイ進むし、ほかの三人は怖いのでゆっくり行きたいしで2列の陣形はほぼ崩れ、遠くのほうからイキりおじさんの「みんなどこーーーーーーー!!!」って声が聞こえて笑った。イキりおじさんとペアの女の「●●がはぐれたーー!」も笑った。笑ってペアの女振り返ったらお構いなしに進もうとしてるので本気でゾっとした。こいつまじで呪われてんじゃねえの?

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「いつから一人なの!?」ってパニックになったらしい

 

あとなんか、その人形くっつけたことによってうちら呪われちゃったらしくて、周囲からめちゃくちゃ「呪ってやる・・・」って聞こえるんですよ。呪ってやる・・・呪ってやる・・・呪ってやる・・・呪ってやる・・・呪ってやる・・・呪ってやる・・・呪ってやる・・・呪ってやる・・・って言われて、「うちら人形くっつけろ言われたんだがーーーーーー!!!」っつって駄々こねながら進みました。

 

そんで呪いをとくための条件が書かれてるノートがあったんですけど、読みきれないうちにバーーーーーーーン!!(怖い) なって真っ暗になっちゃって「え? え?」「どうすればいいの?」「双子の手を? え?」とか言ってたら、お姉さんにアナウンスで「進んでください」とか言われちゃった。ごめんなさい。

ペアの女が「字が汚くて読みきれねえんだよ」とか言い出して、お前久しぶりに会話できたと思ったら文句かい。いっそ呪われてろお前はぁ。

 

それでですよ。それで最後にね、すっごい怖いところ通らなきゃいけないんです。絶対何かあるでしょってもうわかりきってるところ。「嘘でしょ!?」って言ってる間にペアの女はツカツカ進むし、おそらく「後に通るほうが危ない」と判断した裏切り者の女がわたしの順番抜かしてダッ!! っつって通るし、わたしも「てめえ!」って言いながら追いかけて、もう怖かった。ダッ!!! じゃねえんだよ。順番を、守れ。

 

そんなこんなで、舐めてかかったら普通に声出るくらい怖かったです。何回か「うわあ!」っつったわ。ペアの女でさえ、最後のおどかしのところで「うわっ」って言ってた。イキりおじさんは何回か叫んでたし。ジュース買ってもらいました。高校生なので。あーーーーーーーーー楽しかった。

9月11日までやってるみたいなので、札幌ノルベサへGO。