ドリームの日記

社会の荒波に負けた。

小説

『不思議の国の少女たち』を読んだ 老若男女みんな読んでくれ

頼む読んでくれ。あれ、あの~アリスとかいるじゃないですか。別世界に行っちゃう子。ナルニア国物語の子とか。知らんけど。ああいう、別世界に行っちゃった子の、その後の話です。 主人公のナンシーは冥界? 死者の堂とかいうなんか動かないことが美。みた…

辻村深月『かがみの孤城』読みました 最高のシーンベスト5を勝手に発表したい

これはもう本当に何度も言ってるんですけど、辻村深月さんの青春小説 is 最高なんですよ。最高。SAIKO 青春っていうか、学生っていうか、子どもっていうか・・・。そもそもわたしのドンピシャの好みに「大人には信じてもらえない状況で子どもたちがめちゃくちゃ…

途中で一瞬「茶番かよ」とか思った自分殴らせてくれ 道尾秀介『カラスの親指』読みました

道尾秀介さんさ、あのー、わたしあれ、『向日葵の咲かない夏』で(んーーー???????)ってなって以来読んでなかったんですよ。ちょっと理解できなかったので。今久しぶりに読んだらおもしろいんかな。 まあそんなことはいいんだ。いいんだそれは。『カ…

文庫化まじでありがとう 三津田信三『怪談のテープ起こし』読みました

わたし三津田信三さん大好きなんですけどね、そのきっかけがこの『怪談のテープ起こし』なんですよ。いや、先日はじめて読んだんですけど。 あの~なんかおもしろいホラーないかなと思って探してたときに、この本みつけまして。『怪談のテープ起こし』って絶…

芹沢央さん『悪いものが、来ませんように』読みました

本屋で時間潰さなきゃいけなくてウロウロしてるときに見つけたんですけど、タイトルがもうオシャレじゃないですか? 『悪いものが、来ませんように』。絶対来るじゃん、悪いもの。来ませんようにっつったらもう来るじゃん。なぜなら小説だから。 ということ…

ただただ傍迷惑な真理 加門七海『真理 MARI』読みました

加門七海さんの『真理 MARI』読みました。加門さんのホラーは『祝い山』から入ったんですけど、もう最高&最高で、だってあのー、一個も解決しないんですよ、祝い山。リアル!!! なんで怖い目にあわなきゃいけないのかとか、どうやったら大丈夫になるのかと…

2018年わたしが読んだ本大賞

こんにちは。今年もたくさんおもしろい本が読めてハッピーな1年でした。そんなわけで 今年読んだものの中でわたしがおもしろいと思ったやつTOP10を発表します。2018年わたしが読んだ本大賞イエーーーーーーーーー!!!!! 今年はね、93冊でした。今12月19…

細けえこたぁいいんだ とにかく痛快な『ミッドナイト・ラン!』を読んでくれ

先月 狂ったようにホラー小説を読みまくっていたらなんか棚から人形が何度も落ちたり押入れから異音がしたりしてめっちゃ怖くなった。もちろん心霊現象というわけではなく、「わたしの精神が心霊現象が起きてると思ってしまう現象」に陥っているだけなのだけ…

「屍鬼」ポンコツ選手権

小野不由美さんの「屍鬼」を読みました。漫画やアニメにもなっているので有名ですね。わたしは最初アニメから入ったのですが、「えええ目!!!」「そして髪の色!!!!」「なぜホラーアニメでその刺さりそうな顎!?」「えっえっ耳・・・!?」といろいろ混乱…

乾くるみ「リピート」で痛感した推しが死ぬ悲しみ

乾くるみの「リピート」を読みました。 あまりにも興奮したので感想を書きます。ネタバレもごりごりします。 わたしは何年か前に「イニシエーション・ラブ」を読んで(あ、乾くるみ合わねえな)と思っていて他作品はまったく読んでいなかったのですが、先日…

『ぼぎわんが、来る』実写映画化やったね

澤村伊智さんの『ぼぎわんが、来る』の実写映画化が決定しましたね。 主演は我らが岡田准一さん。ひゅう~~~~ わたしぼぎわん大好きなんですけど、映像化するなら2作目の『ずうのめ人形』のほうがいいんじゃないかな、と思っていて。 もともと映画のため…

水魑の如き沈むものを読んだ

三津田信三さんの「水魑の如き沈むもの」を読みました。 刀城言耶シリーズですね。 「首無の如き祟るもの」の次に好きかもしれないなと思った。 あーーーでも厭魅好きだなーーーーーーーーーーーーーーーーーー なんか、いろんなブログ見てみるとホラーじゃ…

墓地を見おろす家を読んだ

小池真理子さんの「墓地を見おろす家」を読みました。 サイコーの本です。 若い夫婦と小さい娘がマンションを買って引越したところから始まります。 主人公は妻の美沙緒。子どもの名前は玉緒。カワイー。 あと、犬と鳥もいる。クッキーとピヨコ。カワイー。 …

作者不詳 ミステリ作家の読む本(下)を読んだ

三津田信三さんの「作者不詳 ミステリ作家の読む本(下)」を読みました。 全部で7作の短編が収録されている迷宮草子。上巻では第4話まで進みました。 下巻最初の話は「朱雀の化け物」。 最高です。迷宮草子の中で一番好きな話。 よくわからない男が、古いお…

作者不詳 ミステリ作家の読む本(上)を読んだ

三津田信三さんの「作者不詳 ミステリ作家の読む本」を読みました。 上下巻あるので、まずは上のお話から。 忌館、作者不詳、百蛇堂(蛇棺葬も)は作家三部作と呼ばれていて、全部主人公が三津田信三さん。編集者であることとか、友人の名前とか同僚のことと…

忌館 ホラー作家の棲む家を読んだ

三津田信三さんのデビュー作、「忌館 ホラー作家の棲む家」を読みました。 三津田さんの小説で最初に読んだのは「七人の鬼ごっこ」。本当は「怪談のテープ」がほしかったんだけど売ってなくて、代わりにタイトルの怖さがピカイチだった「七人の鬼ごっこ」を…

ししりばの家を読んだ

澤村伊智さんのししりばの家を読みました。 デビュー作の「ぼぎわんが、来る」から「ずうのめ人形」、「恐怖小説キリカ」と全部楽しく読んでいたので待望の4作目でした。 恐怖小説キリカだけは人間が怖い系のお話なので、ホラーシリーズとしては3作目。ぼぎ…

盲目的な恋と友情を読んだ

辻村深月さんの盲目的な恋と友情を読みました。 もともと辻村さんは好きだったのだけど、久しぶりに読んだ気がする。 ただ、これは恋愛(と友情)がテーマなのでつらかった。 なぜなら恋愛小説が本当に苦手だから・・・。性格悪いやつとか、すれ違いとか、ライ…

ロストワールド(上)を読んだ

ジュラシックパークの続編、ロストワールドの上巻を読みました。 わかりきっていたが、最高~~~~~!!! もちろんロストワールドも映画化されていて、わたしは何度も観ているのだけど、映画も小説もマルコム博士が主人公なんだよね。 一番大好きなマルコ…

ジュラシックパーク原作を読んだ

ジュラシックパークの原作(上・下)を読み終わった。 最後のほうは終わってしまうのが悲しくてすげえゆっくり読んでた。 もともと映画が大好きだったんだけど、本を読んでみると、やっぱり2時間じゃ収め切れないところがあるんだなってわかりました。 たと…

ジュラシックパーク原作を読んでいる

最高な映画ジュラシックパークには原作があります。 ずっと読みたいなと思っていて、ようやく買いました。まだ下巻を読んでる途中だけど最高なので今の時点の感想書くよ!!!!!! 書きたいこと全部書いたら長くなるので、今回はじいちゃんのつくったパー…

ハサミ男を読んだ

殊能将之さんのハサミ男を読みました。 最高&最高でした。なぜ今まで読んでいなかったんだろうな。 ネタバレ。 ハサミ男と呼ばれる連続殺人犯目線が多い話なんだけど、やっぱり主人公補正ってあるので、ハサミ男応援したくなるんですよ。 捕まらないで! っ…

吸血の家を読んだ

二階堂黎人さんの「吸血の家」を読みました。 蘭子ちゃんと黎人くん兄妹を中心に起こるミステリーです。作者の名前が重要なキャラに使われているの良いよね。 辻村深月さんとか、伊坂幸太郎さんとかのが好きだったな。名前使うやつ。(有栖川さんは未読) 事…

星占術殺人事件を読んだ

先日、島田荘司さんの星占術殺人事件を読みました。 この本を貸してくれた人には「殺人事件が3件起きるんだけど、犯人が全くわからない。第三の殺人を起こすのはこいつしかいないだろ!ってやつは、第一の殺人でとっくに死んでる。消去法で犯人を絞り込むの…

十角館の殺人を読んだ

先日、綾辻行人さんの十角館の殺人を読みました。 ストーリーは 犯人の独白(絶対あいつら殺してやる復讐じゃ・・・的なの。もちろん名前も性別もわからない)から始まる。 そんで大学の推理小説研究会の7人が行く、無人島の十角館が舞台になります。 もうさ、…

恐怖小説キリカを読んだ

澤村伊智さんの長編3作目、「恐怖小説キリカ」を読みました。 澤村さんの1作目「ぼぎわんが、来る」も2作目の「ずうのめ人形」も大好きだったので、「恐怖小説キリカ」は書店で予約してゲットしていました。読み終わったのは結構前なので少し曖昧です。 ぼぎ…

屍鬼(三)を読んだ

小野不由美さんの屍鬼の続きを読みました。 ここらへんから夏野くんのお父さんがだんだんポンコツになっていきます。 最初のうちは村人ともちゃんと仲良くやって、夏野くんの気持ちは少し理解してあげられてないなと思ってはいたものの、ユーモアのある普通…

屍鬼(二)を読んだ

二巻を読みました。 一巻は「おいおい人が死にすぎだろ・・・もしや伝染病?」「村がパニックになるから、対処方法がわかるまで黙っておこうな!3人の秘密な!」って言って、医師の尾崎先生、副住職の静信さん、役場勤務の石田さんがそれぞれ謎の死の原因究明を…